『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
イシス編集学校でお馴染みの先達文庫。今までで1期から1,900以上の先達文庫が師範代へ贈られてきた。
56[守]師範代に贈られた先達文庫は計18冊。師範代のそれぞれのらしさが込められ、これからの編集道を照ら先達文庫を紹介する。
小名国仁師範代 ゆらぎロボ教室
『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン/東京創元社
中田ちひろ師範代 シャボン泳法教室
『色を奏でる』志村 ふくみ/ちくま文庫
坂口弥生師範代 半跏グノーシス教室
『雀の手帖』幸田文/新潮文庫
中野恵介師範代 Bメロ瀑布教室
『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー/ハヤカワ・ミステリ文庫
永石あゆみ師範代 はなして星亀教室
『蟻鱒鳶る!自力でビルを建てた男』 岡啓輔/ちくま文庫
西岡有美師範代 ピノキオ界隈教室
『ユーモアの鎖国』 石垣りん/ちくま文庫
原田遥夏師範代 スクっと芍薬教室
『富士日記』 武田百合子/中公文庫
翠川辰行師範代 さくさくウムベルト教室
『虹の解体 世界はなぜ美しいのか』 リチャード・ドーキンス/ハヤカワ文庫NF
後藤有一郎師範代 半ちらつもり教室
『偶然の科学』 ダンカン・ワッツ/早川書房
高橋英子師範代 連菫ポレポレ教室
『道行きや』 伊藤比呂美/新潮文庫
先達文庫発表のワンシーン。中田ちひろ師範代(右から4番目)が先達文庫を明かされて驚きと喜びの表情に
岩崎大師範代 金平ボサノバ教室
『辺境を歩いた人々』 宮本常一/河出文庫
板垣美玲師範代 あやすじデスティーノ教室
『プラハの古本屋』 千野栄一/中公文庫
木佐陽師範代 本音かいな教室
『カムイ伝講義』 田中優子/ちくま文庫
木島智子師範代 ないまぜマンション教室
『物語ること、生きること』 上橋菜穂子/講談社
家村吏慧子師範代 ハレルヤ電池教室
『友達は無駄である』 佐野洋子/ちくま文庫
高橋剣師範代 編隊サナギ・ハント教室
『新編 王様と召使い』 檀一雄/中公文庫
グッビニ由香理 蓮華ソーソー教室
『小泉八雲東大講義録』 ラフカディオ・ハーン/角川ソフィア文庫
杜本昌泰師範代 トージ瀬戸際教室
『言語の七番目の機能』 ローラン・ビネ/創元文芸文庫
チーム「転穹ギータ」の森本康裕師範(右)と半跏グノーシス教室・坂口弥生師範代(左)。
インフルエンザのため感門の参加が叶わなかった同じチームメンバーであるBメロ瀑布教室・中野恵介師範代の不在を編集すべく、中野師範代がいつも好んで纏っている「赤」系の服装を纏った。
上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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コメント
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2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。