新連載【読めば、MIYAKO 001】『それってどうなの主義』斎藤美奈子 2021年5月17日

2021/05/17(月)08:00
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多読ジムの冊匠・大音美弥子が毎日届けるブックガイドの新連載。

ジムに投稿された発言を取り上げて、その言の葉に寄り添った「読めば、MIYAKO」な一冊をご案内します。

 

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⊕今日の多読ジム Season06・春⊕

 

 じーっと眺めていたらば妙な違和感がでてきたのでこれはなんだろう?と問うてみたところ表紙のシャープさとedit gallery のぼんやり感があまりにそぐわない、本をめくった瞬間の違和感である、というところに行ったのでこの違和感を大事にすることにしました。

N・Kさん(スタジオ・しゅしゅ)

 


斎藤美奈子『それってどうなの主義』(文春文庫)


雪のように降り積むイワカンなら多和田葉子、目玉グリグリ”So What”ならジョー・ウォルシュ。侠気あふれる「それってどうなの主義」こそ斎藤美奈子の伝家の宝刀。女と男の文化の行方も、子どもと学校の周辺も、本書が書かれた15年前から変わらない日本ってホントどうなの。

 

 

Info


◉多読ジム season06・春◉

 

∈TERM

 2021年4月12日(月)~6月27日(日)

 

∈MENU

<1>ブッククエスト(4weeks) :須賀敦子さんの本棚から

選び抜かれた約30~40冊の本の森(書籍リスト)から、本の系統樹をつくり、自分だけの本棚を編集します。

 

<2>エディション読み(3weeks):『感ビジネス』 [NOW!]

松岡正剛の「千夜千冊エディション」からシーズンごとに1冊を選び、マーキング読書を共読し徹底体得します。

 

<3>三冊筋プレス(4weeks)  :旅する3冊

読み手を意識したアウトプットで“読筋”に負荷をかけながら、選んだ3冊を創文に仕上げます。

 

∈URL

 https://es.isis.ne.jp/gym

 

  • 大音美弥子

    編集的先達:パティ・スミス 「千夜千冊エディション」の校正から書店での棚づくり、読書会やワークショップまで、本シリーズの川上から川下までを一挙にになう千夜千冊エディション研究家。かつては伝説の書店「松丸本舗」の名物ブックショップエディター。読書の匠として松岡正剛から「冊匠」と呼ばれ、イシス編集学校の読書講座「多読ジム」を牽引する。遊刊エディストでは、ほぼ日刊のブックガイド「読めば、MIYAKO」、お悩み事に本で答える「千悩千冊」など連載中。