56守で初登板される皆さまへキワメツキのサカイメ画像を。羽化が迫り、翅の模様が透けて見えてきたツマベニチョウのさなぎ。側面に並ぶ赤いハートマークが、学衆さんたちとの激しく暖かな交換を約束しております。
イシス編集学校に「学長」が誕生した。法政大学名誉教授にして元総長の、江戸文化研究者・田中優子である。(2024年9月1日付で就任)
イシス編集学校は、2000年に松岡正剛が立ち上げたネット上の学校だ。創立以来、編集工学者・松岡正剛が校長を務めてきた。20年以上、のべ3万人が、それぞれの才能を伸ばすべく編集稽古に取り組んできた。
田中優子も、イシス編集学校の守破離のコースをすべて受講し修了したひとりだ。
2014年度から2020年度、法政大学総長を務めるさなかに、イシス編集学校基本コース[守]に入門。その後、応用コース[破]、世界読書奥義伝[離]を修了。田中優子は、江戸文化研究者の第一人者であり、よりよい学習のあり方を探求し続けた教育者であると同時に、自身も貪欲に学びを続ける稀代の学習者である。
校長松岡正剛とも40年来の親交があり、松岡があつい信頼を寄せていた。田中の学長就任は、松岡たっての希望であった。田中は、個人を画一化していく日本の学校教育に違和感をおぼえ、ひとりひとりがもっている多様な能力と可能性を引き出すイシス編集学校に大きな期待を寄せている。
田中は、今後、学長としてイシス編集学校のさまざまなイベントに出席し、指導陣と連携しながらイシス編集学校のさらなる進化を目指していく。現在、指導陣の研鑽の場であり、今季から一般にも開かれるようになった「伝習座」や物語講座のリアルセッション「蒐譚場」などに参加予定。「学長通信」などのメディア発信も予定されている。田中は、学長に就任するかたわら、みずから編集コーチ養成講座[花伝所]の受講にも意欲的だとか。イシス編集学校の学長の活動に、期待が高まっている。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
【田中優子の学長通信】No.12 『不確かな時代の「編集稽古」入門』予告
この表題は、もうじき刊行される本の題名です。この本には、25名もの「もと学衆さん」や師範代経験者たちが登場します。それだけの人たちに協力していただいてできた本です。もちろん、イシス編集学校のスタッフたちにも読んでもらい […]
田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 さて、11月は待望の「本の祭典」月間がやってきます。11月2日は福岡で、11月23日、24日は東京・豪徳寺で、 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
【プレスリリース】本好き必見:松岡正剛の郷読&多読 2大ブックフェス開催!11月、東京と福岡で「本の祭典」——九州は田中優子トーク、東京は6万冊の本棚空間で古本市&ライブトークをイシス編集学校が初開催
本を読むだけでは終わらない、本の新たな可能性をひらく読書の祭典へ——。 イシス編集学校は、11月に福岡と東京で本好き必見の二大イベントを開催します。校長であり編集工学者の松岡正剛の読書術を活かした「郷読」「多読」の祭典で […]
コメント
1~3件/3件
2025-11-04
56守で初登板される皆さまへキワメツキのサカイメ画像を。羽化が迫り、翅の模様が透けて見えてきたツマベニチョウのさなぎ。側面に並ぶ赤いハートマークが、学衆さんたちとの激しく暖かな交換を約束しております。
2025-10-29
中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。