松岡正剛いわく《読書はコラボレーション》。読書は著者との対話でもあり、読み手同士で読みを重ねあってもいい。これを具現化する新しい書評スタイル――1冊の本を3分割し、3人それぞれで読み解く「3× REVIEWS」。
多読アレゴリアのクラブ【勝手にアカデミア】は今回、はとさぶ連衆(受講生)の3人が、自分たちのキーブックである『三枝博音と鎌倉アカデミア』のヨミトキを三分割書評で挑戦。伝説の学校をレビューで活写する。
●●●【勝手にアカデミア】による『三枝博音と鎌倉アカデミア』×3× REVIEWS
●戦後の混乱期に誕生した奇跡の学校
序章 鎌倉アカデミアがめざしたもの――野散の大学・四年半の軌跡
第1章 学問の深さと厳しさ――哲学者・三枝博音の歩んだ道
第2章 楽しい学園をめざして――「自分」の頭で考える人間づくり
「鎌倉アカデミア」とはいったい何だったのか。松岡正剛校長も千夜千冊で評価した三枝博音(二代目校長)の思想から深掘りする。
●現役の俳優が作家が躍動す
第3章 多彩で個性的な教授たち――作家・高見順も教壇に立つ
「鎌倉アカデミア」の特異性は、参集した教授陣のその顔ぶれの多彩さにあった。
●今も続く、学び合う共同体の精神
第4章 鎌倉アカデミアに来い――教える者と学ぶ者の人間ドラマ
第5章 種蒔く小さな集団――己れを信ずる者の新しい旅立ち
終章 光は闇の中で見える――語り継がれる鎌倉アカデミア
なぜ「鎌倉アカデミア」は終わりを迎えたのか。「鎌倉アカデミア」とは何だったのか。
『三枝博音と鎌倉アカデミア 学問と教育の理想を求めて』
前川清治/中公新書/1996年5月25日/680円(税別)■目次
序章 鎌倉アカデミアがめざしたもの――野散の大学・四年半の軌跡
第1章 学問の深さと厳しさ――哲学者・三枝博音の歩んだ道
第2章 楽しい学園をめざして――「自分」の頭で考える人間づくり
第4章 鎌倉アカデミアに来い――教える者と学ぶ者の人間ドラマ
第5章 種蒔く小さな集団――己れを信ずる者の新しい旅立ち
終章 光は闇の中で見える――語り継がれる鎌倉アカデミア
あとがき
●●●3× REVIEWS(三分割書評)を終えて
やはり「鎌倉アカデミア」はイシス編集学校のアーキタイプだ。ここには、「教える」「学ぶ」の固定的な関係を越えた相互の学びがあった。なにもない戦後の混乱期に、有志によって理想の学校が創られたという事実は、私たちにも勇気を与えてくれる。「鎌倉アカデミア」モデルは、今の時代にこそ必要なのではないだろうか。(み勝手・角山祥道)
●「勝手にアカデミア」をもっと知るには●
○吟行レポ
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア】はとさぶ連衆、鎌倉に集い俳句を詠みつつアカデミア構想に巻き込まれるの巻
○クラブ紹介
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア①】勝手にトポスで遊び尽くす
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア②】文化を遊ぶ、トポスに遊ぶ
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア③】2030年の鎌倉ガイドブックを創るのだ!
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア】勝手に映画だ! 清順だ!(25春)
◆Info 多読アレゴリア2025夏
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
*多読アレゴリア2024春から継続の方は申し込み手続きは不要です。
【開講期間】2025年2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)
【定員】20名(勝手にアカデミア)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
・2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
・1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
勝手にアカデミア
編集的先達:三枝博音。多読アレゴリアの【勝手にアカデミア】は、鎌倉に生まれた伝説の学校「鎌倉アカデミア」をもどきながら、トポスにトピカ、映画に産業、文学に演劇……などなど勝手に学び、勝手に語らい、勝手に創出する。