昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。

2019年3月21日、9回目となる「ことば×からだ☆おやこ絵本ワークショップ」が行われた。ナビ役は奇内花伝組の松井路代と吉野陽子だ。
キーブックの『あんたがた どこさ おかあさんと子どものあそびうた』(ましませつこ、こぐま社)からわらべうた遊びをピックアップ。アタマとカラダをほぐしたら、本物のこんぺいとう3粒を五感で味わう。感じたことをみんなで言葉にして、連想ゲームの「型」でイメージをつなげていく。
♪いろはにこんぺいとう こんぺいとうはあまい
♪いろはにこんぺいとう こんぺいとうはいろんないろがある
♪いろはにこんぺいとう こんぺいとうはとげとげ
♪いろはにこんぺいとう こんぺいとうはぜくぜく
親子一緒にワークシートに清書してリボンで綴じる。「さく・え」の欄に名前を書きこんで本にする。それをナビがひとつずつ声に出して読む。
くだもの、ダイアモンド、おばけ、宇宙人と縦横無尽なイメージの鎖がみんなをあちこちにつれていく。自分の歌が読まれる時はちょっと誇らしい。仲間の歌は文句なしにおもしろい。拍手と笑いが1時間の編集遊びを締めくくった。
松井 路代
編集的先達:中島敦。2007年生の長男と独自のホームエデュケーション。オペラ好きの夫、小学生の娘と奈良在住の主婦。離では典離、物語講座では冠綴賞というイシスの二冠王。野望は子ども編集学校と小説家デビュー。
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コメント
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2025-07-29
昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。
2025-07-27
ただ今フランスのマルシェあちらこちらで縦縞の赤肉メロンが山盛りだ。自然界が生んだデザインはじつに美しい。赤肉にくるりと生ハムを巻けば、口福ともいうべき大人の欲望が満たされる。
2025-07-25
九州出身のマンガ家は数多いが、”九州男児”っぽさを前面に押し出している作家といえば、松本零士に小林よしのり、そして長谷川法世ということになるだろう(みんな福岡だが…)。なかでも長谷川法世『博多っ子純情』は、その路線の決定版!
これこれこの感じ。まさにこれが九州男児バイ!(…と、よそ者の目には見える…)