「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。

ぼくらの住む、この世界は呪いの言葉で溢れている 今日もSNSで、テレビで、街角で、誰かが誰かをディスっている。 宗教の違い、思想の違い、肌の色の違い 考えうる、ありとあらゆる差異によって、僕らは分断されている。 多様性の時代、共生社会、持続可能性 ティッシュよりも薄っぺらい言葉は、新たな争いを生む 世界は悲しみ色に染まっているかもしれないけれど 負けるわけにはいかない。 力やイデオロギーでぶつかれば対立が生まれるが、 世界を変える 僕が望むのは、そんな大それたことじゃなくて 呪いの言葉を祈りに変えていきたい ボクが望むのは、ただ、それだけだ 松岡校長が僕らに託してくれたもの、その一つ一つを血肉化すれば 世界が変わらないなら、見え方を変えてしまえばいい そのための方法なら、離(ここ)にある 退屈で残酷な世界に創をつけ、亀裂を入れたいと願うなら、 躊躇わず、離に飛び込んで欲しい。 |
[離]世界読書奥義伝 第十七季
https://es.isis.ne.jp/course/ri
上記HPで「募集概要」を確認し、課題提出の前にまずは応募メールをお送りください。
■期間 :2025年11月1日(土)~2026年3月16日(月)
■課題締切 :2025年9月12日(金) 18時
▼表沙汰 :2026年1月31日(土)
■資格 :[破]応用コース修了者(突破者)以上
[破]アリスとテレス賞(知文および物語の両方)に
エントリーした人を優先的に受付します。
*[離]に関するお問合せ先:イシス編集学校 離窓口(八田)
ri-editschool@eel.co.jp
倉田慎一
編集的先達:笠井叡。Don't stop dance! 進めなくてもその場でステップは踏める。自らの言葉通り、[離]の火元を第一季から担い続け、親指フラッシュな即応指南やZEST溢れる言霊で多くの学衆を焚き付けてきた。松岡校長から閃恋五院方師を拝命。
【二千光年の憂鬱】Chapter7 Dawn Of A New Order
■幻の30年 1950年の朝鮮戦争に始まり、1991年ソ連の崩壊によって終焉するまでの冷戦時代、この41年間は日本の黄金時代、高度経済成長の40年だった。 第二次世界大戦が終わり、アメリカ […]
【二千光年の憂鬱】Chapter6 All about buddha
今回は仏教について語ってみたい。解脱した釈迦がなぜ、そのまま入滅せずに現世に戻ってきたのか。釈迦以前に解脱した阿羅漢たちとは何が違ったのか。そもそも解脱とは何なのか。仏教ではヒンドゥ教における永遠不滅のアートマンの実在を […]
【二千光年の憂鬱】Chapter5 Good Bye Cruel World
■非攻兼愛 あなたは正義の戦争はあると思いますか。 あるいは戦争に正義はあると思いますか。 例えば十字軍、キリスト教徒にとっては、イスラムからエルサレムを奪還するための正義の戦争だっただろう。 […]
【二千光年の憂鬱】Chapter4 Anarchy in JP
chapter2でロンドンのパンクロックについて少し話したので、日本のパンクについても語っておきたい。長くなるので3回に分けて、お届けしようと思う。 ■パンク黎明期 日本でも、ロンドンに遅れる […]
【二千光年の憂鬱】Chapter3 Roll over nihilism
諦めてしまう前に、俺たちと組まないか ぶら下がってるだけの、マリオネットのつもりかい シェルターの中に隠れてないで 暗闇から手を伸ばせ 世界を塗り替える、共犯者になろうぜ ■ニヒリズムという病 […]
コメント
1~3件/3件
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。
2025-09-02
百合の葉にぬらぬらした不審物がくっついていたら見過ごすべからず。
ヒトが繋げた植物のその先を、人知れずこっそり繋げ足している小さな命。その正体は、自らの排泄物を背負って育つユリクビナガハムシの幼虫です。
2025-08-26
コナラの葉に集う乳白色の惑星たち。
昆虫の働きかけによって植物にできる虫こぶの一種で、見えない奥ではタマバチの幼虫がこっそり育っている。
因みに、私は大阪育ちなのに、子供の頃から黄色い地球大好き人間です。