エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。

「ここはかつて海でした」。
第二次世界大戦後の復興期に、鎌倉文化人たちが、鎌倉光明寺で始めた鎌倉アカデミア。その終焉の地、横浜市栄区に誕生した「さかえdeつながるアート」は、鎌倉アカデミアにちなみ、新しい時代を切り拓いていく多世代のトポスとして、さまざまな協働企画を行っています。
2月にはじまった<栄かまくらアカデミア>の海街イベントのフィナーレは、3月20日のISISフェスタのエディットツアー。
アースダイバーさながらに過去をたずね、編集の型を使って将来へとコンバーションするプランニングをやってみましょう。
<さかえ界隈のミニクロニクル>
横浜市の南西部の郊外部に位置する住宅都市栄区は、鎌倉市に隣接する地域です。
いまから6500年前、縄文時代。
縄文海進と呼ばれる海面の上昇により、海に面した街であり貝塚も出土します。
6世紀、飛鳥時代には、川底に溜まった砂鉄を利用した製鉄が行われました。
鍛造の技術も蓄積された先端技術都市であったでしょう。
鍛冶ヶ谷など、住居表示の波を逃れた地名にそのよすがが残ります。
12世紀、平安時代には、あたり一帯を山内首藤氏が支配しました。
のちに相州伝なる作風に結実した鎌倉の日本刀を育んだ技術の蓄積が続きました。
頼朝はその土壌の上に、鎌倉幕府を開いたのではないか、と想像します。
平安期に建立された春日神社は山内六箇荘を鎮守し、今に至ります。
大きな歴史のうねりの渦の中で、アフターコロナの時代を切り拓くプランニングにチャレンジ!
「エディットツアースペシャル横浜鎌倉」にぜひご参加ください。
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イシスフェスタ・オンラインツアー@横浜・鎌倉
■日時:2021年3月20日(土) 15:00~16:30
■定員:12名(先着順)
■会場:オンライン(Zoomを利用します)
お申込の方に参加用URL、パスワードをお送りします。
■料金:1100円(税込)
お申し込みはこちらから
田中晶子
徹夜明けのスタッフに味噌汁を、停滞した会議に和菓子を。そこにはいつも微笑むイシス一やさしい花伝所長の姿があった。太極拳に義太夫と編集道と稽古道の精進に余念がない。
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2001年9月、赤坂の編集工学研究所をはじめて訪ねた。20年以上前のことだが鮮明に覚えている。5期[守]の師範代試験の日だった。木村学匠(現・月匠)が、「松岡さんは、“編集学校は慈愛でいく”と言っているから、緊張せずに […]
ザリガニ先生とモーニング・トーク●3.27 エディットツアー[from札幌]
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コメント
1~3件/3件
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。
2025-08-14
戦争を語るのはたしかにムズイ。LEGEND50の作家では、水木しげる、松本零士、かわぐちかいじ、安彦良和などが戦争をガッツリ語った作品を描いていた。
しかしマンガならではのやり方で、意外な角度から戦争を語った作品がある。
いしいひさいち『鏡の国の戦争』
戦争マンガの最極北にして最高峰。しかもそれがギャグマンガなのである。いしいひさいち恐るべし。