{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
只今開催真っ最中の多読ジムSPコース「大澤真幸を読む」の読了式で、冊匠賞、多読ボード賞、大澤真幸賞の受賞者が発表された。冊匠賞は大音美弥子冊匠、多読ボード賞は木村久美子月匠・吉村堅樹林頭・小倉加奈子析匠・金宗代代将、大澤真幸賞は大澤真幸さんがセレクターをつとめ、受賞者には各賞にちなんだ本が贈呈された。下記の受賞者三名の読創文は遊刊エディストで掲載される予定だ。
◆冊匠賞:林愛さん◆
時には母となり、父と母の子となり、『世界史の哲学』シリーズとダンスしながら、女が発見する「エディプス・コンプレックス」仮説に到達していきます。著者へのリスペクトをちりばめながら、最後はご自身がリスクを引き受ける肝の据わった読創文と拝見しました。
冊匠・大音美弥子
贈呈本:姜尚中『母(オモニ)』(集英社新書)、前田勉『江戸の読書会 会読の思想史』(平凡社ライブラリー)、北村紗衣『批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま新書)
◆多読ボード賞:猪貝克浩さん◆
もっとも「多読力」を感じさせる読創文でした。読書とは文字通り、「読む」と「書く」の一蓮托生。リプリゼンテーションが問われている。「こころの『小部屋』の奥底に、影を潜めているひとつの苦い思い出がある」から始まり、ヘッセの『デミアン』と自分の少年時代を重ねた、その冒頭にボードメンバー一同釘付けになりました。
代将・金宗代
◆大澤真幸賞:梅澤光由さん◆
最も他者感の強い中世篇を選びながら、私の本にある考えと松岡正剛校長の考えを結びつけていくその結びつけ方がとても自然だった。「未来の他者」のために何を書けばいいのか。それは「未来」について書くのではなくて、いったん過去を経由しなくてならない。「未来の他者」への向き合い方も私ととてもシンクロしていた。『世界史の哲学』から「苗代という方法」への接続も面白かった。
大澤真幸
贈呈本:『ニーチェ全集9・10 ツァラトゥストラ 上・下』(ちくま文庫)
スライドデザイン:穂積晴明
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:夢野久作
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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多読アレゴリアの新シーズン(2026・冬)の募集が始まります。 先月は創設1周年を記念して、多読アレゴリア主催の「別典祭」が開催されました。ほんのれんクラブやオツ千の生ライブ、着物コンパクラブのファッションショーなど […]
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11月は別典祭へいこう! 二日限りの編集別天地?【11/23-24開催】(11/21更新)
11.21更新 2日間通しプログラム詳細(EDO風狂連)を更新しました。 11.20更新 2日間通しプログラム詳細(勝手にアカデミア、イシス編集学校、別典祭感門団)を更新しました。 11.18更新 2日間通しプログラム詳 […]
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12月9日(火)14時より、イシス編集学校の学長・田中優子と、co-missionメンバーの鈴木健さんによる特別対談を開催します。タイトルは「不確かな時代の方法としての政治 Pluralityと相互編集」です。 &nbs […]
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コメント
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2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。