発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

イシス編集学校では、「本」に関わるお仕事をされる方も学んでいます。6年前に入門した大学図書館司書の米田奈穂さんもそのひとりです。司書として「本との出会い」をどうつくるのか、読書の必要性をどう伝えるのか、そのようなヒントを求めて入門。いまは、編集工学の知見を活かして本と人を結びつづけています。
6月24日(土)14時より、イシス編集学校の学校説明会を開催いたします。今回のナビゲーターは、米田奈穂師範。オンライン開催、参加費は無料です。イシスにご興味をおもちの方であれば、本好きの方もそうでない方も、どなたでもご参加いただけます。
ご参加くださったみなさんには、イシス編集学校のユニークな仕組みについて、90分でしっかりとお伝えいたします。
●学校説明会で聞けること
・イシス編集学校で学べる編集術とは何か
・イシス独自の編集稽古はどんな仕組みで行われるか
・入門者がトリコになる師範代とは何者なのか
・あなたの思考力をしなやかにする「型」の使い方
・15週間の編集稽古を無理なく続けるコツ などなど
学校説明会は、参加者を10名以下に絞った少人数での開催となります。そのため、個人的なご相談にもゆっくりと対応させていただきます。「私でも受けられますか」「時間がないんですけど」「なんか難しそうなんですが」などなど、どんなお悩みでも大丈夫です。
ナビゲーターの米田奈穂師範は、イシスに入門して「『編集』という作業は特別なものだと思っていたけれど、誰でもできること」「自分でも『編集の型』を意識することで、さまざまに思考の可能性が広がった」と話しています。イシスでの体験は、読書と同じようにに知らなかったことと出会い、自分にないものをもっている人たちと出会う体験だったといいます。じつは米田さんは、無類の文楽好き。文楽という古典芸能と、編集稽古の共通性にも惹かれるものがあったとか。
ぜひこの機会に「イシス編集学校がどんな場なのか」「イシスで学べることはどんなこと?」という疑問を解消してみてください。
イシス編集学校 学校説明会
■日時:2023年6月24日(土)14:00~15:30(オンライン開催)
■費用:無料
■会場:オンライン(お申し込みの方にZoomアドレスをご案内します)
■内容:イシス編集学校で学べることや、編集稽古・教室での学びの仕組みをご案内します。Q&Aタイムもありますので、気になることは何でもご質問ください。
■ナビゲーター:米田奈穂(イシス編集学校師範、大学図書館司書)
■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/551
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。