9/30開催、「受容」って何だ? 言葉にできないモヤモヤが鍵? エディットツアー

2023/09/21(木)08:03
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LGBTQを筆頭に社会はますます多様化に向かっています。それにともない、受容する力が強く求められています。9月30日開催のエディットツアーでナビゲーターを務める石黒好美さん(フリーライター・社会福祉士)は、「人が自分自身を本当に『受容』してもらえたと感じられるのは、その人が自分の中の『方法』を取り出して言語化してもらえた時なのではないか」と話します。「受容」と「方法」を結びつけている点がポイントです。

 

「方法」の学校であるイシス編集学校での学びは、文章力や読書力にとどまらず、コミュニーケーション力の向上を期待することができます。では、どのようにして「コミュニーケーション力」の向上を目指すのか。それは、受講生それぞれの持つ人間的魅力を最大限に引き出すことが鍵になります。

 

石黒さんが「自分の中の『方法』を取り出して言語化してもらえた時」と指摘しているのは、まさに「『受講生それぞれの持つ人間的魅力』が言語化された時」と言い換えることができるでしょう。自分では言葉にできないモヤモヤを言語化してもらえた時や、自分のまだ見ぬ可能性を発見してもらえた時、人は「受容」してもらえたと感じるのでしょう。

 

「受容」とは何だろう。どうしてそれが「編集」や「方法」とつながるのだろうと気になった方は、ぜひエディットツアーにご参加ください。

 

◆概要《本楼Edit Tour》


2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、編集ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、編集についての知識は必要ありません。お気軽にご参加ください。

 

■日時:2023年9月30日(土)14:00-16:00 

■費用:1500円(税抜き)

■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)

■人数:10名様まで

■対象:どなたでもご参加いただけます

■ナビゲーター:イシス編集学校師範 石黒好美

■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。

■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/598


 

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。