昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。

本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
「ほんのれんラジオ」の最新シリーズが公開されました!
2024年5月のテーマは「ホントの自分? アバター時代のたくさんの私」。シリーズ最終回は、イシス編集学校校長松岡正剛の『擬』をひもときます。「ホントの自分」をめぐって考えてきたけれど、そもそも「ホント」ってあるんでしょうか。本物・偽物、ホントとつもり、「あらわれ」「あらわし」。「たくさんのわたし」のおおもとに潜む『擬』の見方を借りて、「きれいなジャイアン」からレベッカの横取り、女装を国宝とする日本のジェンダーセンスまで、雑多に連想を広げます。
▼エピソード
収録中のニレさんお絵かき/松岡正剛『擬』登場/カメラマンの高速移動/ホントの私・ホントの世界はありますか/ホントとツモリは分けられない/ちぐはぐ鎮具破具/アイデンティティは釘だらけ?/ドラえもん「きこりの泉」より「きれいなジャイアン」というホラー/レベッカの横取り/「顔」を変えると「世」が変わる?/つくる・うむ・なる/編集が生命になった/地と図の相互作用でうまれる似顔絵/おとこなり・おんななり/装いでジェンダーが決まる江戸/制服を脱ぐ女子高生/原爆をゴジラであわらす/一人称を変えてみる/境界がとけあうわたしたち/私とは、カオスの縁である
出演:ほんのれん編集部 ニレヨーコ、はるにゃ、おじー、ウメ子
▼今回登場する1冊〜「ほんのれん」旬感本より
▼ご感想やコメントは、ぜひこちらからお寄せください。
ほんのれんラジオX:@honnoren_radio https://twitter.com/honnoren_radio
ほんのれんInstagram:@hon_no_ren https://www.instagram.com/hon_no_ren/
\ 耳より情報/
●この記事を読めば、ラジオが10倍楽しめる!
Business Insiderでも、「ホントの自分?」を考えています。
自分は「何者か」になれるのか? 10冊の本で考える“わたし観”
2024年4月からの記事は、全編無料公開中。
今月から、ほんのれん編集部4名が顔写真入りになりました。ぜひご覧ください。
●スマニュー+でも連載中!↓のバナーからどうぞ。こんな記事もあります。
「不適切」が時代を作る!炎上芸術家はなぜ、時代の 革命児になったのか
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
田中優子の酒上夕書斎|第三夕『雨月物語』上田秋成(2025年7月29日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 子どもたちは夏休みに入りましたね!もうすぐお盆がやってきます。夏休みといえば、宿題。宿題といえば、読書感想文。 […]
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 今回は、2025年6月に公開さ […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 梅雨があけた地域も出てきました、いよいよ日本列島に夏到来ですね!イシス編集学校でも熱い夏が始まります。7月のス […]
コメント
1~3件/3件
2025-07-29
昆虫の巨大な複眼は、360度のあらゆる斜め目線を担保する無数の個眼の集積。
それに加えて、頭頂には場の明暗を巧みに感じ取る単眼が備わっている。
学衆の目線に立てば、直視を擬く偽瞳孔がこちらを見つめてくる。
2025-07-27
ただ今フランスのマルシェあちらこちらで縦縞の赤肉メロンが山盛りだ。自然界が生んだデザインはじつに美しい。赤肉にくるりと生ハムを巻けば、口福ともいうべき大人の欲望が満たされる。
2025-07-25
九州出身のマンガ家は数多いが、”九州男児”っぽさを前面に押し出している作家といえば、松本零士に小林よしのり、そして長谷川法世ということになるだろう(みんな福岡だが…)。なかでも長谷川法世『博多っ子純情』は、その路線の決定版!
これこれこの感じ。まさにこれが九州男児バイ!(…と、よそ者の目には見える…)