【オツ千 面影日本vol.16】のきてつづく一座に焦がれる

2025/04/19(土)00:05 img img
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「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」。ちぢめて「オツ千」。千夜坊主こと林頭の吉村堅樹と千冊小僧こと方源(デザイナー)の穂積晴明。「松岡正剛の千夜千冊」ファンを自認する二人が、千夜のおっかけよろしく脱線、雑談、混乱の伴走するショート・ラジオ。新たな企画として千夜千冊エディション『面影日本』を一夜ずつおっかけ。第16回目は伊地知鉄男 『連歌の世界』です。

 

去嫌、名残、張行。独自の言語に固有のルール(縛り)・ロール(役割)・ツール(道具立て)。平安末期から始まった連歌は、「寄合の遊芸」として一座建立、一味同心の文化をなした。ここからは村田珠光や武野紹鷗の侘茶も創発する。唱和と問答(問・感・応・答・返のサイクル)によって、離れながらつけて前に進む連歌には、現代社会に示唆する小さな世界モデルが見える。小僧と坊主も驚愕する賦物の技芸の数々にもご注目ください。

 

 

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当該千夜千冊 (739夜 伊地知鉄男 『連歌の世界』)

 

 

 

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  • 吉村堅樹

    僧侶で神父。塾講師でスナックホスト。ガードマンで映画助監督。介護ヘルパーでゲームデバッガー。節操ない転職の果て辿り着いた編集学校。揺らぐことないイシス愛が買われて、2012年から林頭に。