中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
 
                                                                                 
        
        
         
                         
                イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]ま?で了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
ほんのれんvol.24の問いは、「”新しい”はどこから生まれる?〜イノベーションの生態系〜」です。いつから「新しさ」が好まれるようになったか、日本の歴史をさかのぼります!
ヒットの法則は「つたじゅう」に学べ!?新価値を生む編集術3選を、田中優子著『蔦屋重三郎」・名和高司著『シュンペーター』・『脳の外で考える』に学ぶ!
エピソード目次
進化は眠り姫/江戸時代の人に自慢したいイノベーションは?/イノベーションはどのように作られるのか/イノベーション紐解いていく3冊/イノベーションの父シュンペーター/ジョブズは後出しじゃんけんの名手である/COPYとSTEAL/馬車から車、車から電車への新結合/イノベーションの引き算/新しい商品をつくるイノベーション/方法を導入するイノベーション/販路を拡大するイノベーション/供給源のイノベーション/組織実現のイノベーション/模倣には想像力が必要不可欠/宝塚歌劇団はもともと温泉だった/蔦屋重三郎の見る目/スケールするとは
▼「”新しい”はどこから生まれる?〜イノベーションの生態系〜」を考える「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊
•『新しさの日本思想史 進歩志向の系譜を探る』西田知己(著) ちくま新書 2022
•『眠れる進化〜世界は革新【イノベーション】に満ちている〜』アンドレス・ワグナー(著)大田直子(訳) 早川書房 2024
•『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』田中優子(著) 文春新書 2024
•『資本主義の先を予言した 史上最高の経済学者 シュンペーター』名和 高司 (著) 日経BP 2022
•『脳の外で考える』アニー・マーフィー・ポール(著)松丸さとみ(訳) ダイヤモンド社 2022
                            
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2025-10-29
 
                                                                                中二病という言葉があるが、この前後数年間は、”生きづらい”タイプの人にとっては、本格的な試練が始まる時期だ。同時に、自分の中に眠る固有のセンサーが、いっきに拡張し、世界がキラキラと輝きを放ちはじめる時節でもある。阿部共実『月曜日の友達』は、そんなかけがえのない瞬間をとらえた一編。
2025-10-28
 
                                                                                松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
 
                                                                                先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。