道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
「君がどんな人になりたいか言ってみたまえ。どんなものを食べれば良いか指南しよう」
ちょっと早いですが、暑中見舞い申し上げます!
猛暑の最中、身体多面体茶論がシーズン1の美食身体で放った栄養コンシェルジュオンラインセミナーを、まさかのバージョンアップ+茶論外に開放、して実施します。
美食や粗食
過食に拒食
多食や少食
内食に外食
と、食は様々。
美食から外食まで身体を考える上で欠かせない、栄養学についての基礎をカバーし、合わせて食関連の身体編集ワークをセミナーとして企画しました。
「食が身体におよぼす影響」の基礎知識を学び、「食を通じて身体を編集する」ことについて考える、オンラインセミナーです。
現代では、生活習慣病を避け、肥満を避けるために、ダイエットをすることが正義となりがちです。これはまるで、食生活を改善して体重を減らす、といった単一の物差しで身体が測られるかのよう。規則正しい食生活は大事だけれど、食は文化で娯楽です。
食と身体のありかたは、もっと自由であってよいのではないか!と、今回はダイエット呪縛から逃れつつ、栄養学の基礎を踏まえつつ、且つ「自分にとって望ましい身体」を考えるための場を提供します。
「突然の猛暑をしのげる身体」
「エネルギッシュに声を出すための身体」
「妊娠をのりこえる身体」
「ゴルフ用の身体」
「頭脳労働用の身体」
などなど、長い人生における「望ましい身体」は、ひび刻々と変わります。今こそ身体編集のために食を使おう、ですよ。
講師の蓮井慶子さんは、代謝や遺伝、栄養機能、健康診断結果などを踏まえ、パーソナライズされた、いわゆる個々の身体に特化して、栄養コンサルティングを行う、栄養コンシェルジュです。減量、ボディメイク、健康増進、高齢者、アスリートなどの個別対応の違いなど、食と身体における彼女のアプローチには目から鱗が落ちるはず。
みなさんとともの怒涛の2時間セッションにしましょう、奮ってご参加ください。お待ちしてます。
多読アレゴリア 身体多面体茶論企画「食と編集をめぐる身体」
【定員】20名
【日時】2025年7月27日(日)14:00-16:00
【会場】オンライン(お申込みの方にURLをお送りします)
【対象】どなたでも参加できます
【申込締切日】2025年7月26日(日)
【参加費】一般 3300円(税込)、身体多面体茶論メンバー 2200円(税込)
お申し込みはこちらから
→https://shop.eel.co.jp/products/es_tour_20250727
文:身体多面体茶論一同
アイキャッチ画像:身体多面体茶論×山内貴暉
身体多面体茶論
一番近くて遠い"未知の身体"を動く・食べる・賭けるを通じて編集していく。「体は本であり、本は体である」ことを多面的に取り出していく実験的なサロン。
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】奥深い声の世界、茶人は赤ちゃんに還る
身体多面体茶論は、様々な切り口で身体実験を繰り返す集団だ。己の身体に新たな可能性を拓き、その限界を超えていく。 3月の夜は、妖しく美味しい日暮里のレストランでベリーダンスに挑戦。身体がイメージをマネージできず、悔しさ […]
「身体の再編集を尽して、遊ぼう」 身体はあらゆる地のもとで違った姿を見せている、目的であり、手段であり、モノであり、コトである。 生まれたときから付きまとっている身体、なのに我々はそれについてほとんど知らないのだ。 […]
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】 日暮里の土耳古でベリーダンスを食す!(イベントレポート編)
「身体の再編集を尽して、遊ぼう」 身体はあらゆる地のもとで違った姿を見せている、目的であり、手段であり、モノであり、コトである。しかし、生まれたときから付きまとっている身体、我々はそれについてほとんど知らないのだ。 […]
【多読アレゴリア:身体多面体茶論】地に足つけてスッピンでいこう!(イベントレポート編)
「身体の再編集を尽して、遊ぼう」 身体はあらゆる地のもとで違った姿を見せている、目的であり、手段であり、モノであり、コトである。しかし、生まれたときから付きまとっている身体、我々はそれについてほとんど知らないのだ。 […]
コメント
1~3件/3件
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)