【88感門】連環する蛇のサイクル?

2025/09/06(土)14:39 img
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御伽話のワンダーは背中の羽で宙に舞い、夜にさやぎげば、カオスの声がこだまする。
54[破]の師範代は、自由闊達、イキイキと時に激しくそのロールをまっとうした。


54[破]10教室の中で2つの教室は、師範の名付けのもとに撚りあわされて、一人ではできない編集の高みへと向かっていく。まるでミメロギアのように、対比で際立つのだ。

 

吉田麻子師範が束ねたのは 木村昇平師範代のうごめきDD教室と本城慎之介師範代の風土粋粋教室、チーム蛇簪。

サブカルのヒップとクールを語る木村師範代と、

 

 

時を超えて粋な風土を創造する本城師範代。

 

 

吉田麻子師範代に蛇簪のネーミングの由来を伺うと「なんでしょうねぇ」とイタズラな笑みを浮かべた。

 

蛇は脱皮をすることから、再生を意味し、生命力の象徴でもある。新しく生まれる生命のサイクルは、教室の中から、新たに師範代を産むかもしれない。

チームのミームを引き継ぐ師範代が、この先の感門に登場することを願っている。

 

 

  • 北條玲子

    編集的先達:池澤祐子師範。没頭こそが生きがい。没入こそが本懐。書道、ヨガを経て、タンゴを愛する情熱の師範。柔らかくて動じない受容力の編集ファンタジスタでもある。レコードプレイヤーを購入し、SP盤沼にダイブ中。

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