{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。
2025年10月といえば、日本人のノーベル平和賞受賞にわき、女性首相がはじめて誕生、大阪・関西万博が閉幕、サッカー日本代表がブラジルに勝利、様々なニュースに感極まったのではないでしょうか。もちろんイシス編集学校の遊刊エディストがお届けする10月のニュースも激熱でした。
では、2025年10月に公開された記事の中から選ばれたオシ記事6選をご紹介します。
【書籍『九』販売開始】これ一冊で千冊読める─未曾有のブック曼荼羅‼
九州の千夜千冊が上梓された。Qten Genki Book『九』は、前代未聞の1,000冊ブックナビゲーションと銘打った。九天玄氣組20年の歴史で連綿と継承してきた、彼らの「ち」(知、血、命)と「み」(看、魅、実)と「き」(氣、起、機)。この情報生命体がこの一冊に濃縮されている。この濃厚なミックスジュースは危険である。目次構成からして本当に飲みきれるかも怪しい。『九』は良薬ではなく猛毒だ。毒がまわるから知的愉快に果敢に向かえる。インフルエンザが流行っているなか、この『九』なる非自己を取り込むことをお勧めしたい。─ 齋藤シゲノリ
マツコ’s plus one!
九天玄氣組20年を振りかえるぅ~の記事7選
・極意はセイゴオ直伝〈ふにゅふにゅ〉【九天玄氣組20周年企画をふりかえる】
・松岡正剛校長と歩んだ二十年、編集の志を継いで―玄氣玄影のつどい【九天玄氣組】
・【プレスリリース】本好き必見:松岡正剛の郷読&多読 2大ブックフェス開催!11月、東京と福岡で「本の祭典」——九州は田中優子トーク、東京は6万冊の本棚空間で古本市&ライブトークをイシス編集学校が初開催
・【書籍『九』販売開始】これ一冊で千冊読める─未曾有のブック曼荼羅‼
ー 今だからこその編集力でPick!
田中優子×安藤昭子 特別対談「AI時代の編集力」– AIの思考プロセスが可視化された今、人間を支える命綱は「編集力」
AIの隆盛が進む今こそ、本対談は「人間の可能性=編集力」を捉え直す貴重な契機を示してくれます。AIが高速で情報を生成・提示する中で、私たちに求められているのは、結論ではなく“思考のプロセス”に対する自覚です。そこにあるのは、論理だけでなく、感情や身体性、他者の声に耳を傾ける力。そうした「見立て」をはじめとした個々の「編集」を磨くことこそ、AIでは再現しえない人間らしい創造の根幹になる。そんな示唆に満ちた対談でした。AI時代にあっても、私たちが立ち返るべき「人間らしさ」と「編集の手触り」を、あらためて教えてくれる一篇です。──衣笠 純子
田中優子の酒上夕書斎|第五夕『苦界浄土』石牟礼道子(2025年10月28日)
「酒上夕書斎」の大ファンです。優子先生がワインをぐびぐび飲みながらほろ酔い気分で本の話をする番組ですが、本への思いが伝わってくるそのまろやかな語り口がとってもいいのです。最新回は『江戸問答』『日本問答』『昭和問答』の三冊語りで、別典祭で生配信しました。実は私もラストにちょろっと出演しています。そのとき、会場で「みなさんご覧になっていますか」と聞いたら、ほとんど手があがらなかったのですが…、手を挙げるのが恥ずかしかっただけかな…。ぜひぜひ、ご覧くださいませ!── 金 宗代
津田一郎の『千夜千冊エディション』を謎る⑥ 『編集力』でアブダクションを謎る
絶好調の津田一郎さんの連載『千夜千冊エディション』を謎る。10月からは『編集力』シリーズに入りました。津田さんご自身も「これは恐ろしいエディションである。謎ることすら気が引ける」という『編集力』に真っ向から挑まれ、謎り、千夜読者としての背中を見せてくださっているようです。この回はアブダクションについて。ぜひお読みください。きっと目が開かれることと思います。そして、図版構成は千夜千冊センセン隊でもある梅澤光由師範が担っています。「アリスを最後に持ってきたのは良いセンス」と津田さんも太鼓判を押してます。図版もご注目を。 ── 後藤 由加里
マツコ’s plus one!!
魅力的な目次のおかげで、数学ダメでも8000字でも読み進められたよ!
この記事の目次
推論=心?
推論とは何だろうか?
パース自身の説明を聞こう
三段論法再び
数学、自然科学における推論とアブダクション
「God be with you」吉村林頭メッセージ【89感門】
2025年9月に開催した第89回感門之盟「遊撃ブックウェア」での吉村堅樹林頭メッセージをダイジェストした記事です。AI時代に編集力がなぜ必要なのか。その問いに対する林頭の言葉を改めて伝えたく、ピックアップしました。
そして、こちらの記事の書き手は、師範代ロールを経て、この秋からJUSTライターメンバーに加わった北川周哉さん。北川さんのこれからの活躍にもぜひご注目ください!
おまけ:こちらは、北川さんがまだ学衆の頃の、初々しさが残るインタビュー記事です。あわせてご覧くださいませ。── 上杉 公志
マツコ’ plus one!!
吉村林頭が着物を着ている姿、なんだか珍しいぞと思った方へ。
この記事で、そのいきさつが明かされています。
田中優子学長、吉村堅樹の着物を見立てるの巻 5shot
何度読んでも、心がしびれました。母との硬直した関係を編集しなおす福井さんの執念にやられました。イシス編集学校で出会った先達との深く豊かな関係性に心奪われました。エッセイの背後に娘さんの気配を感じ、親子三代のつながりにうっとりしました。
お母様の最期をめぐって「抗う」編集が、福井さんのイシスクロニクルに通じる人たちとインタースコアされ、「抗う」が静かに解きほぐされていきます。病気の進行や限りある時間、焦燥する思いに抗い、再編集しなおした母子の関係は、まるで滑らかに糸が交差する絹織物のように切なくフラジャイルでした。
皆さんも福井さんの渾身のエッセイに、思い切りしびれてみてください。── 田中 志穂
以上、2025年10月の記事から、エディスト編集部の”イチオシ” を厳選してお届けしました。みなさんのオシは、見つかりましたか?
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
【12/23火】編集×音楽×食を満喫! エディットツアー・クリスマス特別編、今年も開催!
〈編集〉とは、雑誌編集や動画編集などの特定の分野に限られた行為ではありません。私たちは普段の生活の中でもたくさんの〈編集〉を行っていることをご存知ですか? 仕事のために身支度をしたり、通勤の移動中に音楽を聴 […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 今年最後の1カ月となりました。寒さが増す中ですが、イシス編集学校の12月は多彩なプログラムで熱気を帯びています […]
ISIS co-mission対談|啄木の「相互編集」する人生 こまつ座代表井上麻矢×イシス編集学校学長田中優子
こまつ座の舞台「泣き虫なまいき石川啄木」を巡る、ISIS co-missionの井上麻矢(こまつ座代表 )と田中優子(イシス編集学校学長 )による特別対談がイシスチャンネルで公開されました。 今の時代の […]
田中優子の酒上夕書斎|第六夕 『日本問答』『江戸問答』『昭和問答』問答三部作(2025年11月24日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
コメント
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2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。
2025-11-27
マンガに限った話ではないが、「バカ」をめでる文化というものがある。
猪突猛進型の「バカ」が暴走するマンガといえば、この作品。市川マサ「バカビリーバー」。とにかく、あまりにもバカすぎて爽快。
https://yanmaga.jp/comics/
2025-11-25
道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。