自らの体内から這い出したコマユバチの幼虫たちが作った繭の塊を抱きしめるシャクトリムシ。科学者は「ゾンビ化されて繭を守るよう操作されている」と解釈するけれど、これこそ「稜威」の極北の姿ではないだろうか。
ほんのれんvol.34のテーマは、「信じるものは救われる?分断時代の宗教モンダイ」。
トランプの背後に宗教派閥!?売り切れ続出の話題書「『福音派』(加藤喜之著)を読んで、アメリカ分断問題に「宗教」で斬りこむ!
▼目次
「新興宗教」と「新宗教」/信じてるものってある?/「信」は訓読みがない/信じるものとアイデンティティ/キリスト教の「福音派」/イケメン教授/Amazon完売!爆売れ本!/トランプの背景にある宗教の動き/福音派=キリスト教プロテスタントの保守派/4人に1人/カトリック、プロテスタント、福音派/世界は終わりつつある/「正義vs悪」の世界観/evangelicals/エヴァ!/「良いことが起こるしるし」/福音派が重視するもの=(1)聖書は神の言葉である、(2)個人的な回心体験、(3)イエスキリストへの信仰、(4)布教を重視/19世紀、「大覚醒運動」/20世紀、原理主義運動/1960年代「カウンターカルチャー」→1970年代後半「福音派」台頭/「古き良きアメリカ」/ディスペンセーション主義=体制主義/世界の歴史は7つの体制に分けられる/終末が始まると空中に浮かぶ!?/地上に残される人々/ハルマゲドンと千年王国/第一次世界大戦下のバルフォア宣言/ユダヤ人のパレスチナ帰還とイスラエル建国/アメリカ歴代大統領と福音派の関係/6人の大統領たち/ジミー・カーター/「born again」/ロナルド・レーガン/「Let’s make America great again」/ビル・クリントン/罪の意識/ジョージ・ブッシュ/ネオコンと、福音派の黄金時代/バラク・オバマ/ドナルド・トランプ/ペンスの起用/白人層の不満を吸収/日本の宗教と政治/社会不安と宗教の台頭/もはや「文化戦争・文明戦争」/アイデンティティ不安/価値観闘争/信仰は妥協を不可能にする/どっちも二元論/もう対話は不可能なのか?/誰かが間を取り持てる?/国内での文明戦争
▼登場した本
『日本宗教史』末木文美士(著)岩波書店 2006
『平城遷都1300年記念出版 NARASIA』日本と東アジアの未来を考える委員会 (監修)松岡 正剛 (編集構成)丸善出版 2009
『福音派─終末論に引き裂かれるアメリカ社会』加藤喜之(著) 中央公論新社 2025
『宗教対立がわかると「世界史」がかわる』島田裕巳(著) 晶文社 2022
『日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷』中北浩爾 (著), 蔵前勝久 (著) 朝日新聞出版 2025
▼今月の旬感本
『福音派─終末論に引き裂かれるアメリカ社会』加藤喜之(著) 中央公論新社 2025
『宗教対立がわかると「世界史」がかわる』島田裕巳(著) 晶文社 2022
『宗教の起源─私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』ロビン・ダンバー(著) 小田哲(訳)長谷川眞理子(解説) 白揚社 2023
『宗教とデザイン』松田行正(著) 左右社 2023
『宗教と日本人─葬式仏教からスピリチュアル文化まで』岡本亮輔(著) 中央公論新社 2021
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
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2026-01-13
自らの体内から這い出したコマユバチの幼虫たちが作った繭の塊を抱きしめるシャクトリムシ。科学者は「ゾンビ化されて繭を守るよう操作されている」と解釈するけれど、これこそ「稜威」の極北の姿ではないだろうか。
2026-01-12
午年には馬の写真集を。根室半島の沖合に浮かぶ上陸禁止の無人島には馬だけが生息している。島での役割を終え、段階的に頭数を減らし、やがて絶えることが決定づけられている島の馬を15年にわたり撮り続けてきた美しく静かな一冊。
岡田敦『ユルリ島の馬』(青幻舎)
2026-01-12
比べてみれば堂々たる勇姿。愛媛県八幡浜産「富士柿」は、サイズも日本一だ。手のひらにたっぷり乗る重量級の富士柿は、さっぱりした甘味にとろっとした食感。白身魚と合わせてカルパッチョにすると格別に美味。見方を変えれば世界は無限だ。