「読奏エディストリート」― 第90回感門之盟タイトル決定!

2026/02/13(金)19:07 img
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読奏エディストリート

 門を感じて、門に入(い)る。門をくぐって、門をひらく。
 イシス編集学校の設立から四半世紀。3月末に開催される感門之盟も、ついに90回目を迎えます。
 感門之盟は、王義之の「蘭亭の盟」に肖った名です。豪徳寺本楼に一座建立し、半年間の稽古を締め括るセレモニーではありますが、単なる卒業式ではありません。
 門をくぐった先に見えるのは、ゴールではなくあらたな道です。編集はじっとしていません。ですが、完成を想定したとたんに編集は止まってしまいます。

 感門とは、どこまでいっても途上にある稽古者の門を感じあう祝祭なのです。

 

◆ 「読奏エディストリート」とは?


 このたびの感門タイトルは「読奏エディストリート」に決まりました。「読奏」には、春の兆しを読み奏でようという麗らかな志を込め、「エディストリート」の一種合成は、Edi+Street(編集街道)とEdist+Lied(編集歌曲)とを多義的に響かせています。
 読書は本来、共同的な営みです。楽譜が一個人の脳内で再生されるにとどまらず音楽家たちに演奏されることを待っているように、書物も閉じた書斎から飛び出して読書家たちに“読奏”されることを待ちわびています。いつだって本は、たくさんの人の手で奏でられることを切望しています。
 松岡正剛校長が編集学校を立ち上げたのは、読むこと・聞くこと・知ること・分かること・感じること・思うこと・考えること・話すこと・書くこととがバラバラに分断されておらず、それらが有機的に結び合った知覚や思考の回路をひらくためでした。ここに相互編集は必要不可欠です。イシスで重んじられている共読も、自我の閉塞から読書を解き放つ試みであり、他者との触知的なインタラクティヴの只中へ読み書きを還していくための実践なのです

 

◆ 稽古を共読しあう感門之盟

 

 教室も一冊の本に見立てられます。世界にたったひとつだけの名を持った教室で、ひとつとして同じではないドラマが繰り広げられた劇的な日々を振り返るのが感門之盟です。師範から師範代へは感門表が贈られ、師範代から学衆へは卒門証や突破証が贈られます。世間一般的な卒業証書とはちがって、複製品ではありません。個々の奮闘をかたどるように、一文字一文字、丹精込めて綴られます。
 今期の感門は2講座ずつ、2日にわけての開催です。3月21日のDay1は[55破]と[44花]の合同、3月22日のDay2は[56守]と[遊・物語18綴]との合同で実施されます。つまり、突破者は花伝所を、卒門者は物語講座を覗き見ることができるチャンスです。[守][破]師範代に託される先達文庫や、花伝師範に贈呈される花伝選書、そして物語講座のアワード発表のうちにも、多様多彩な“読奏性”を見出せるでしょう。当日本楼は、それぞれのエディストリートがクロスオーバーする交差点となるはずです。
 本棚劇場を飛び交うさまざまな人の声に耳を澄ませることは、テキストベースとは一味違った格別の共読機会になるにちがいありません。一途で多様なイシス人の風姿に触発されながら、その先の編集道へ、あらたな一歩を踏み出してみてください。

 

◆ 師範陣のエディスト連載企画や感門Webにもご注目!

 

 3月21日、22日の感門之盟まで待ちきれない方もいるでしょう。そこで遊刊エディストでは感門に先行して、[守破花遊]の師範陣でこの期にちなんだ本を共読・共筆しあう連載企画「師範の読奏エディストリート」をスタートします。さらに感門Web(近日公開)とも連携していく予定です。
 いったいどんな本が紹介されていくのか。ここエディストで鳴り響く師範たちの“前奏曲”もどうぞお楽しみに。

 

アイキャッチ/田中晶子、 宮崎有仁子


●イシス編集学校 第90回感門之盟「読奏エディストリート」

 

★Day1 [55破]、[44花]の方はこちら
■日時:2026年3月21日(土)12:30-19:30(予定)
■会場:豪徳寺イシス館 本楼(https://es.isis.ne.jp/access/
■費用:4,400円(税込)
■申込先:https://shop.eel.co.jp/products/es_kanmom90day1

 

★Day2 [56守]、[遊・物語18綴]の方はこちら
■日時:2026年3月22日(日)12:30-19:00(予定)
■会場:豪徳寺イシス館 本楼(https://es.isis.ne.jp/access/
■費用:4,400円(税込)
■申込先:https://shop.eel.co.jp/products/es_kanmom90day2

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    編集的先達:橋本治。通称エディットバニー.ウサギ科.体長180cm程度. 大学生時に入門後、師範代を経てキュートな編集ウサギに成長。少し首を曲げる仕草に人気がある。その後、高校教員をする傍ら、[破]に携わりバニー師範と呼ばれる。いま現在は、イシスの川向う「シン・お笑い大惨寺」、講座師範連携ラウンジ「ISIScore」、Newアレゴリア「ほんのれんクラブ」などなどを行き来する日々。

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