大アフ感が新たな歴史をつくる

2024/08/01(木)12:11
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 アラ還や阿羅漢でもなければ、ましてやアフガンでも空き缶でもない。誰が何と言おうと「アフ感」である。正式名称は、「アフター感門之盟」だ。

 最近の「アフター汁講」を体験している学衆にとっては、「感門之盟のあとの飲み会ね」と早合点する向きもあろうが、さにあらず。なぜなら今期9月14日、15日の両日に渡って行われる「感門之盟」自体が、通常と異なるからだ。卒業式よろしく講座修了を言祝ぐだけではない。「25周年 番期同門祭」と銘打って、過去の受講生・指導陣を一堂に会そうというのだ。しかも今回はオンライン配信なし。実際に足を運ばなければ、「事件」の目撃者にも当事者にもなれない。
 そんな大感門の大アフ感である。普通なわけがない。
 アフ感団の面々に、今回の特長を聞き出してきた。

 

・15日の最終日夜に開催されて、大アフ感のみの参加もOKらしい。
・『インタースコア』に載る、イシス編集学校の編集のレジェンドたちが集い、「いま」の学衆たちと気軽にかわしあうらしい。
・過去期の名物師範代、スター学衆も、続々参加を表明しているらしい。
・いくつか、大アフ感の秘密の企画が進行しているらしい。
・名乗りを挙げれば、師範代や学衆も手伝えるらしい。
・浜松町駅の近くで、ドーンと貸し切りで開催するらしい。

 

 イシス編集学校には、「あの時はね」と語り継がれる伝説の会がいくつか存在する。今度の大アフ感は間違いなく、イシスの歴史となる。
 歴史の目撃者たれ。いや、一緒に歴史を作っていこうではないか。

 


■イシス編集学校 第84回感門之盟「25周年 番期同門祭」
 開催日:2024年9月14日(土)・15日(日) ※開催時間は12時前後を予定しています。
 会 場:netone valley(ネットワンシステムズ イノベーションセンター)東京モノレール「大井競馬場前駅」徒歩2分

▼お申し込み
 ◎53守、52破、41花、16離のみなさんはコチラ
  https://shop.eel.co.jp/products/detail/750

 ◎OB・OGの方はコチラ
  https://shop.eel.co.jp/products/detail/748

▼参加費
 一般:10,000円(税別)
 未入門/ご招待:5,000(税別)
 ※2日間の通しチケットです。当日のドリンク、おやつ等は無料です。25周年記念冊子、ISISバッジ等のプレゼントがあります。
 ※小学生以下のお子様は無料です。お子さんの名前を「お問い合わせ欄」にご記入ください。
 ※未入門のご家族やご友人もぜひ一緒にご参加ください。メイン参加される方に紐づいた申し込みページからお申し込みください
 ※会場入場にはQRコードが必要になります。QRコードは別途ご連絡します。

 


◎イシス編集学校全部を巻き込んだ「大アフター感門之盟」は、9月15日開催です。詳細はおってお知らせします。

  • 角山祥道

    編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama

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コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。