「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

すでに大爆走中です。何が? 「シン・お笑い大惨寺」のテストお題です。噂によると、20余年前に「お笑い大惨寺」で遊んでいた学衆たちも、続々戻って来ているとか。世代も時代も超えた交わしあい、遊びが生まれそうです。
今回は、「テスト出題0000番」をのぞき見。
出部相のパワーに対抗すべく、ニヤリな回答が集まりました。ラウンジの衆だけで独占するのはもったいないので、筆武将が勝手にマイベストをチョイスして、こちらに。
また来るわと言われて待つ日々(藤丸)
くー、この「常套句」に泣けてきます。「また来るわ」にすがりたい藤丸殿の心情、ええ、深く頷きます。
通学路(朋墨)
22個もあげてくれた朋墨殿に拍手。中でもこれが絶品。通学路が長いんですよ? どこまでも。きっと途中に異世界の門が開いていて……さあ、冒険だ!
自転車のハンドル(珍ぬ)
すべてのテストお題に駆けつけてくれている珍ぬ殿。「ハンドル」だけでなく、サドル、ペダル……と自転車シリーズを11連打。ご本人も「……いや、全部自転車にしなさいよ」と自分にツッコんでいましたが、部分に着目してひとつずつ無駄に長くしていったところに、珍ぬ殿の編集魂をしかと見ましたぞ。
角刈り(おタレちゃん)
おタレちゃん殿、と呼ぶべきか、おタレ殿か。ともかくもこれ、今回のビジュアル大賞を進呈します。だって長い角刈りですよ? 想像するだに笑いが止まりませぬ。
クソどうでもいい不倫報道の垂れ流し(卯蔵)
この書きっぷりに“黒”卯蔵殿が漏れ出していますな(ニヤリ)。
3次会のカラオケ(私は困らないのですが、私の周りの人間が困っています)(燦々)
「師走縛りで考えてみました」という編集的アプローチに、燦々殿の稽古の充実ぶりが伺えます。しかし、「長すぎると困るもの」をあげよといわれて、「私は困らない」とあえて注釈。もしや、貴殿がジャイアン???
能の公演時間(挟岸)
認識合わせだけのZOOMミーティング(挟岸)
田舎の法事の9割が自慢話の知らんおっさんの挨拶(挟岸)
思わず回答全部連ねてしまいましたが、実はすべてに「気を失いそうになる己との闘い」と付記してあるのです。このフィルターで、もう一度回答を読んでみてください。吹きます。かける言葉は「ご愁傷様」……かな。
(長すぎると困るけど面白い)
コンビニの売り場からレジまでの距離(夜死美)
夜露死苦、夜死美殿。このカッコにしびれました。他にも(長すぎると困るけど短くてもいや)シリーズ、(長すぎると一瞬うれしいけどやっぱり困る)シリーズとカーソルを当てつつ連打。中でも上記のコンビニに一票。これ、大人も迷子案件でしょ(笑)。
昼寝の時間(棗絽)
なぜか身につまされます。ええ、今も眠いです。「大谷翔平選手は2時間昼寝する」を心の支えに、共にガンバリマショウ!
モラトリアム(破綻)
人生なんて丸っと猶予期間と思って生きていたことに気づかされ、ドキッとしましたよ。
お礼のキス(糸仙)
赤面。
オリンピック開会式のIOC会長の挨拶(龍幸)
この間のでしょ? ほんっとに長かった(苦笑)。龍幸殿の実感に共感で◎
角山祥道
編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama
壇上に登ればスポットが当たる。マイクを握れば注目が集まる。表舞台は、感門之盟の華だ。だが表があれば裏がある。光があれば影もある。壇上の輝きの裏側には、人知れない「汗」があった。 第88回感門之盟(9月6日)は、各講座 […]
アフ感会場で、板垣美玲がショックを口にした。 「今井師範代が来ていたなんて、気づきませんでした」 今井師範代とは、JUST記者の今井早智のことである。果敢に林頭を取り上げたあの今井だ。師範代と学衆の関係だった今井と板 […]
世の中はスコアに溢れている。 小学校に入れば「通知表」という名のスコアを渡される。スポーツも遊びもスコアがつきものだ。勤務評定もスコアなら、楽譜もスコア。健康診断記録や会議の発言録もスコアといえる。私たちのスマホやP […]
スイッチは押せばいい。誰もがわかっている真理だが、得てして内なるスイッチを探し出すのは難しい。結局、見当違いのところを押し続け、いたずらに時が流れる。 4月20日の43期[花伝所]ガイダンスは、いわば、入伝生たちへの […]
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア】勝手に映画だ! 清順だ!
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2025-09-16
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このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。