自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」。ちぢめて「オツ千」。
視聴はこちらから:https://anchor.fm/
第三回は第二回に続いてのアートの千夜です。
ラスキン、マックス・エルンスト、マルセル・デュシャン、
キーワードは、サブスティチューション、レディメイド、プレイ/
千夜千冊を片手に「オツ千」を聞く。夏の夜の一服の清涼剤、「
当該千夜千冊
1778夜 ロザリンド・E・クラウス『視覚的無意識』
穂積晴明
イシス編集学校方源、編集工学研究所デザイナー、「おっかけ千夜千冊」の千冊小僧。『情報の歴史21』『知の編集工学 増補版』ほか、編集学校のあらゆるものをデザインするが、疲れ目に祟り目でたまに目にカビが生える。
【オツ千vol.55 外伝】ムナーリでペアーノなデザイン探訪
「おっかけ!千夜千冊ファンクラブ」。ちぢめて「オツ千」。今回は『パターンの科学』のオツ千投稿に合わせて、小僧がブルーノ・ムナーリのデザインの秘密を紐解きます。「数学では何の役にも立てませんでした」と傷心する小僧の面目躍 […]
ISIS 20周年師範代リレー [第1期 山田仁 てんやわんやの船出]
2000年に産声をあげたネットの学校[イシス編集学校]は、2020年6月1日に20周年を迎えた。手探りで始まった第1期、学衆から師範代が初めて生まれ、新しい講座、イシスから『物語編集力』、15周年では『インタースコア』 […]
セイゴオ、刻まれる!?松岡正剛映像シリーズ「Cut Up Books」配信開始
Jamiroquaiのジェイ・ケイが、デヴィッド・ボウイ「Let’s dance」のパロディで「Lockdown」を歌っている。「マスクをつけてテレビでも見よう」と美声を聞かせるピンヒール姿の中年は、SNSで結構な話題 […]
「今年はガンガンやった方がいい」。 編集工学研究所の新年会で同所所長・松岡正剛はそう口を開いた。「今年の後半から来年の頭にかけて、編集工学が時熟する可能性が高い。ぼくも色々とコアコンピタンスを明らかにしていくつもりだ […]
「集え!編集遊者諸君!」バジラ高橋と行く輪読クエスト《古河探訪篇》
「編集は冒険から始まる」というが、知の冒険には読書が最適だ。イシス編集学校の輪読座はこれをディープに引き受けている。万葉集、空海、折口信夫、西田幾多郎、井筒俊彦などの「レジェンド級」知的モンスターを毎シーズン相手取り、 […]
コメント
1~3件/3件
2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。