『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

応募開始は11月初旬、定員は100名っきり。イシス編集学校のニューコース<多読ジム>の申し込みサイトがいよいよオープンする。これまで何度か開講の遅延を繰り返してきた多読ジムだが、今度ばかりは間違いない。2020年1月に開講する。
つい先日、同じく2020年1月からステージ復帰をかけて欧州ソロツアーを予定していたオジー・オズボーンが、再延期を発表。70歳のオジーは「死にかけていない」し、「まだやらなければならないコンサートがあるから、引退はしない。米国ツアーに戻る時は100%準備が整った状態でいたい。皆を驚かせるために」と語った。2020年5月の北米ツアーは予定通り開催される。
「死んだ」とか「引退する」とか勝手な噂が飛び交っているオジーだが、実は<多読ジム>もありもしない噂がまことしやかに囁かれている。とくに「多読ジムは[離]の退院者向きだ」とか、「活字中毒の巣窟になる」といった類のものが多い。
だが、これは大間違いだ。多読ジムはなんてたって、”ジム”。プールでジャバジャバ遊びたい人も、楽しくヨガしたい人も、軽〜くダイエットしたい人も、もちろんベンチプレス100キロ持ち上げたい人も、受講資格の「[破]応用コース修了者」さえしていれば、誰でもウェルカム。受講者は自分の目標に合わせて、トレーナーである”冊師”のナビを受けながら、自在にトレーニングを積むことができる。
うーん、そうは言われてもね、となかなか踏ん切りがつかない人たちのために、<多読ジム>の「問診票」がある。いずれ、申し込みサイトに掲載される予定だ。もしかしたら、その前にこの「遊刊エディスト」で誰かがリークするかもしれない。この問診票でチェックすれば、<多読ジム>を受けるべきか、受けないべきか、即座に判断できる凄もの。
問診票の作成者は、ラグビーの福岡堅樹選手と同名の吉村堅樹林頭。福岡選手は堅樹(けんき)、林頭は堅樹(けんじゅ)なので、読みは異なるが、問診票には木村久美子月匠も太鼓判を押す。オジーのようにいつも「皆を驚かせる」ことがモットーの、これぞ林頭ともいうべきエディット・トライをどうぞご堪能あれ。
<参照>
https://www.msn.com/ja-jp/entertainment/story/オジー・オズボーンが欧州ツアー再延期、「死にかけてはいない」/ar-AAIxJyl#page=2
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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コメント
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