当サイトの名物記者にこの記事で「表情が硬い」と言われた感門之盟の司会者、上杉公志は遊刊エディストのコアなスタッフの一人だ。よって、当該の記事も上杉はすぐさま確認していた。
彼の表情への心配は杞憂であった。たぶん。衆目を集めて演奏することにも慣れている音楽家・上杉の、このカメラ目線を見よ。本楼にいない、オンライン参加者への心配りの賜であろう。現場の緊張感がもたらす編集の加速ぶりは端倪すべからざるものがある。感門の掉尾を飾る校長校話が終わった後のこの表情。安心感・充実感だけでは説明がつかない、いい顔だ。
実力派ホープ・加藤めぐみとの名コンビで、見事一日の司会をつとめ上げた。彼らの注意のカーソルには、余人を魅了するcharmが宿った様子だ。
川野貴志
編集的先達:多和田葉子。語って名人。綴って達人。場に交わって別格の職人。軽妙かつ絶妙な編集術で、全講座、プロジェクトから引っ張りだこの「イシスの至宝」。野望は「国語で編集」から「編集で国語」への大転換。
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