巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
田中優子学長の「はじめて」を共にしよう。
「書店でイベントは何度もやりましたが、きちんとしたホールで行うのは初めてなんですよ」
これまで多くの書籍を刊行してきた田中優子学長だが、出版記念イベントをホールで行うのは初だと言う。
田中学長の「はじめて」の出版記念トークイベントは2024年12月10日に開催される。先ごろ刊行された岩波新書『昭和問答』の出版を記念したものだ。
岩波新書『昭和問答』は、2017年の『日本問答』、2021年の『江戸問答』につづく田中学長と松岡正剛校長の問答シリーズ第三弾として、10月18日に刊行された。残念ながらその完成を待たずに、松岡校長が急逝した。
このトークイベントでは、足掛け3年におよんだ二人の「昭和問答」を映像で振り返りながら、そこから汲み取るべき日本の将来のための考え方や方法論をさらに探っていく。
このトークイベントにあたり、田中優子学長からメッセージが届いた。
田中学長と松岡校長の二人で何を交わされたのか、見逃さないでいただきたい。
■語り手:田中優子
■映像出演:松岡正剛
■日時:2024年12月10日(火) 18:30~20:30(開場17:30)
■会場:浜離宮朝日ホール・小ホール 東京都中央区築地5-3-2
■入場料:3,000円(税別) 事前申し込み・事前支払いとなります。
■主催:株式会社岩波書店+イシス編集学校(株式会社編集工学研究所)
■お問い合わせ:イシス編集学校 学林局 es_event@eel.co.jp
▶︎▶︎▶︎参加お申し込みはこちらから◀︎◀︎◀︎
衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
12月23日16:30|酒上夕書斎 書斎のグラス越しにひらく民主主義
グラスをくるりと回し、一口、味わってから、本をひらく。 「酒上夕書斎」年内最後のYouTube LIVEは、関良基氏、橋本真吾氏との最新共著『江戸から見直す民主主義』。 民主主義という言葉が、 […]
冬の声、記憶の歌がひらく夜 ――『玄月音夜會』第六夜・小室等×六文銭
松岡正剛が遺した詞と旋律は、いまもどこかで静かに呼吸し、ふとした風のように聴く者の内側に触れてゆく。 その息遣いを受けとめ深い情感として立ち上げてきたのが、小室等さんである。 小室さんの歌には、いつも「何を感じているか」 […]
「別典祭」開幕へ──本楼に灯る提灯、イシスの祭り支度が進行中
イシスの新しいお祭「別典祭」にむけ、ゴートクジISIS館では着々と準備が進んでいる。 まずはステージプログラムが行われる本楼。 編集工学研究所の場づくりを一手に担う黒膜衆が設営をはじめている。 「祭りといえ […]
「典を祭り、問答をひらく夕べ」酒上夕書斎×別典祭スペシャル ―『日本・江戸・昭和』三問答を語り尽くす―
十一月の夕刻、「典(ふみ)」をめぐる風が、編集工学研究所・本楼にひらりと立ちのぼります。 イシス編集学校の新しいお祭――「別典祭」。 多読アレゴリア一周年、そして松岡正剛校長の一周忌に心を寄せ、「典」すなわち“本”そのも […]
田中優子を揺さぶった一冊――石牟礼道子『苦海浄土』を読む夕べ|酒上夕書斎 第五夕[10/28(火)16:30〜 YouTube LIVE]
2か月ぶりに帰ってくる「酒上夕書斎」。 海外出張を経て、田中優子学長の語りの熱も、さらに深まっている。 第五夕で取り上げるのは、石牟礼道子の名作『苦海浄土』。 工場廃水の水銀が引き起こした水俣病――文明の病 […]
コメント
1~3件/3件
2025-12-16
巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
2025-12-10
マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
2025-12-09
地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。