『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。

イシス編集学校の編集コーチ<師範代>を語るなら、「しつらえ、もてなし、ふるまい」で伝えたい。しつらえは調度、もてなしは所作、ふるまいは場に示す好意のあらわし。稽古場を趣向をもって整え、方法と段取りを気遣い、回答に新しさを呼びこみながらふわりとイマジネーションを広げていく。テキストで交わす稽古だからこそ際立つモダリティがそれぞれにあります。
イシス編集学校では、どんな仕事や専門分野を持つ人も「編集」を学ぶことができる。[守][破]の講座を修了した人には<師範代>になる資格がある。学び手が師範代となり、師範代が学び手にもなる。師範代との番稽古は「方法の型」を身につけるにとどまらず、人と社会を躍動させるエディティングスタイル、ISIS(Interactive System of Interscores)を体験する機会となっています。
そんな編集学校のしくみごと師範代の編集力にふれてもらおうと、花伝所の師範たちが3つのワークショップを準備しました。師範代の多様なモードや編集指南のメトリックをキャッチしながら、「編集稽古」の愉快の一端を感じてください。
師範代を目指している人、編集学校そのものに関心がある人、もちろん入門前の方も大歓迎です。振るってご参加あれ!
■日時:2023年2月5日(日)14:00 – 16:00
(質疑応答時間もあります)
■費用:1,100円(税込み)
■会場:オンライン(Zoomを使用)
■人数:先着20名様まで
詳細・お申込み ▶花伝エディットツアー
イシス編集学校 [花伝]チーム
編集的先達:世阿弥。花伝所の指導陣は更新し続ける編集的挑戦者。方法日本をベースに「師範代(編集コーチ)になる」へと入伝生を導く。指導はすこぶる手厚く、行きつ戻りつ重層的に編集をかけ合う。さしかかりすべては花伝の奥義となる。所長、花目付、花伝師範、錬成師範で構成されるコレクティブブレインのチーム。
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コメント
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2025-10-15
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2025-10-14
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2025-10-07
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