『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
走るとかわる、わかると数寄になる。世に言うフェチ語りとは一見孤独な世界だが、交じり合う機会を待っているのかもしれない。孤独を愛するが故に、欲する情報に手をこまねいているランナーは数知れず。
意外に思うかもしれないが、編集学校にはマラソン数寄が多い。本を傍らに置き、シューズを履いて、夜明けの街を走る。日頃目にする景色が時間と速度が変わることで全く別の見え方をする。これぞ、まさに編集稽古。さあ、数寄を明かし、交じり合う機会を提供しようではないか。
50期を迎えるイシス編集学校基本コース[守]の入門者向けオンラインエディットツアーに2人の編集ランナー師範が登場する。ストイックにタイムを追いかける堀田幸義師範(アイキャッチ写真左)とプレイフルに世界を駆ける佐藤健太郎師範(写真右)。 ツワモノとキワモノの両者が「編集」の力に肖り、まだ見ぬ未知の走り方の想像力を触発し走破する編集術。それぞれのランナーの世界を広げる90分間のツアーをナビゲートする。
左:シューズはアシックスのTARTHEREDGE(ターサー)を愛用。200g台のとても軽いシューズだが走力がなければ足を痛めてしまう。赤のターサーで10kmマラソンの記録更新にチャレンジし、自己ベスト47分48秒を達成!(堀田)
右:ヨルダン川西岸地域でNGO活動中の2015年のテルアビブマラソンのメダルとTシャツ。テルアビブと言えば、世界遺産の白い都市。そして、情勢緊迫化するとガザ地区から攻撃を受ける街。絡まり合う歴史と政治に思いを馳せつつ駆けました!(佐藤)
体を動かす楽しみを味わうもよし、タイムを追求するもよしのエディットツアー、多くのランナーの参加をお待ちしております。概要は以下のとおり、定員は20名限定。今すぐ以下のリンクからお申し込みください。
文:佐藤健太郎&堀田幸義
アイキャッチデザイン:阿久津健
ジョギングからフルマラソンまで~ランナーズのための編集ワールド・ツアー
10km47分の本格派と、海外で砂漠ランする遊蕩派。2人の「編集ランナー師範」が編集ワークショップを開催。練習方法を工夫したり、継続するコツを、編集術で軽快に案内する1時間半です。
うまく言えないことを言葉にし、変更をかけ、前に進める「編集力」。そのダイナミックなメソッドは人生や世界を広くすることにも通じます。ジョギング愛好派からフルマラソン走者まで、どなたでも気軽にご参加ください。
〇講師:佐藤健太郎&堀田幸義(イシス編集学校師範/専門学校教員・デジタルマーケター)
〇日時:2022年10月5日(水)20:00-21:30 オンライン限定
〇参加費:無料 (限定20名)
〇申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/459
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
【申込開始】佐藤優が日本を語る「インテリジェンス編集工学講義 後半」映像公開!4/10スタート!
万巻の書を読む。難読古典を我がものとする。 松岡正剛、立花隆、池上彰、高山宏といった博覧強記と言われるものたちが、どのように本を読み、知を血肉化しているのか。誰しもが、その方法に関心をもつのではないだろうか。 &nb […]
【特報】大澤真幸の『〈世界史〉の哲学』最終論考 4/4(土)伝習座 無料生配信!
伝へて習はざるか。 千夜千冊996夜 王陽明『伝習録』では、『論語』学而の「伝不習乎」を引いて、「伝習」の意味を説いている。雛鳥が飛び方を学ぶように、人が真似て、何事かに集中していくことが「習」の字には込められている […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 弥生の月がやってきます。今年の3月3日は、皆既月食が見られるといわれています。20時頃からは、赤胴色になった月 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第九夕 『日本文化の核心』(2026年2月24日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
コメント
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2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。