巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
走るとかわる、わかると数寄になる。世に言うフェチ語りとは一見孤独な世界だが、交じり合う機会を待っているのかもしれない。孤独を愛するが故に、欲する情報に手をこまねいているランナーは数知れず。
意外に思うかもしれないが、編集学校にはマラソン数寄が多い。本を傍らに置き、シューズを履いて、夜明けの街を走る。日頃目にする景色が時間と速度が変わることで全く別の見え方をする。これぞ、まさに編集稽古。さあ、数寄を明かし、交じり合う機会を提供しようではないか。
50期を迎えるイシス編集学校基本コース[守]の入門者向けオンラインエディットツアーに2人の編集ランナー師範が登場する。ストイックにタイムを追いかける堀田幸義師範(アイキャッチ写真左)とプレイフルに世界を駆ける佐藤健太郎師範(写真右)。 ツワモノとキワモノの両者が「編集」の力に肖り、まだ見ぬ未知の走り方の想像力を触発し走破する編集術。それぞれのランナーの世界を広げる90分間のツアーをナビゲートする。
左:シューズはアシックスのTARTHEREDGE(ターサー)を愛用。200g台のとても軽いシューズだが走力がなければ足を痛めてしまう。赤のターサーで10kmマラソンの記録更新にチャレンジし、自己ベスト47分48秒を達成!(堀田)
右:ヨルダン川西岸地域でNGO活動中の2015年のテルアビブマラソンのメダルとTシャツ。テルアビブと言えば、世界遺産の白い都市。そして、情勢緊迫化するとガザ地区から攻撃を受ける街。絡まり合う歴史と政治に思いを馳せつつ駆けました!(佐藤)
体を動かす楽しみを味わうもよし、タイムを追求するもよしのエディットツアー、多くのランナーの参加をお待ちしております。概要は以下のとおり、定員は20名限定。今すぐ以下のリンクからお申し込みください。
文:佐藤健太郎&堀田幸義
アイキャッチデザイン:阿久津健
ジョギングからフルマラソンまで~ランナーズのための編集ワールド・ツアー
10km47分の本格派と、海外で砂漠ランする遊蕩派。2人の「編集ランナー師範」が編集ワークショップを開催。練習方法を工夫したり、継続するコツを、編集術で軽快に案内する1時間半です。
うまく言えないことを言葉にし、変更をかけ、前に進める「編集力」。そのダイナミックなメソッドは人生や世界を広くすることにも通じます。ジョギング愛好派からフルマラソン走者まで、どなたでも気軽にご参加ください。
〇講師:佐藤健太郎&堀田幸義(イシス編集学校師範/専門学校教員・デジタルマーケター)
〇日時:2022年10月5日(水)20:00-21:30 オンライン限定
〇参加費:無料 (限定20名)
〇申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/459
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 今年最後の1カ月となりました。寒さが増す中ですが、イシス編集学校の12月は多彩なプログラムで熱気を帯びています […]
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2025-12-16
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2025-12-10
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地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。