「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。

2024年6月10日にスタートする多読ジムSeason19夏のラインナップが決定しました。
<1>ブッククエスト : SFが読みたい
<2>エディション読み: ことば漬
<3>三冊筋プレス : 古典に親しむ3冊
多読ジム特製のブックリストがゲットできるブッククエストのテーマは《SFが読みたい》です。
SFといえば、今年に入って、千夜千冊ではテッド・チャンの『息吹』がリリースされました。テッドチャンについては「ジーン・ウルフ、ジョン・クロウリー、グレッグ・イーガンに継ぐSF作家がついにあらわれた」と校長大絶賛です。
テッドチャン原作『あなたの人生の物語』は鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によって映画化されていて、こちらも好評でした。ちなみにドゥニ・ヴィルヌーヴといえば、現在上映中のIMAX映画『デューン 砂の惑星PART2』が話題ですね。
そういえば、宇多田ヒカルの初のベストアルバムのタイトルも「SCIENCE FICTION」! SFの季節の予感です!
宇多田ヒカル『 SCIENCE FICTION』(ユニバーサルミュージック)
それでは惚れたSF小説や映画や漫画や音楽をどう語ればいいのか。どんな言葉にすればいのか。「プラスチック・ワード」ばかりに頼っていてはいけません。まずは、《『ことば漬』》の追伸「言葉にジャケットを着せる」へどうぞ。
例えば、校長は「母国語に夢中になってみる」、それから「未知の分野の言葉づかいを覗いておく」ことを勧めています。
それなら《古典に親しむ》のも一手でしょう。ただ一口に古典といってもいろいろあります。日本の古典もあれば、世界の古典もある。文学の古典、哲学の古典、科学の古典、ノンフィクションの古典、漫画の古典などなども。千夜千冊は古典のオンパレードですね。さて、どんな三冊を選びますか。
今季から三冊筋プレスではアワードも始まりました。エディション読みには「一人一撮 edit gallery」のお題もあります。ふるって、ご参加ください! スタジオでお待ちしております。
Info 多読ジム ★season 19 夏
【定員】若干名
【開講日】2024年6月10日(月)
【申込締切日】2024年6月3日(月)
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)season 19 夏スタートの場合
購入時に2024年6月分を決済
2024年6月26日に7月分、以後継続
※申込後最初のシーズンの間は
イシス編集学校規約第6条に定める
期間後の解約はできません。
あらかじめご了承ください。
→ 解約については募集概要をご確認ください。
【プログラム開催期間】
season19夏 2024年6月10日(月)~8月25日(日)
season20秋 2024年9月9日(月)~11月24日(日)
以後順次決定
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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2025-09-16
「忌まわしさ」という文化的なベールの向こう側では、アーティスト顔負けの職人技をふるう蟲たちが、無垢なカーソルの訪れを待っていてくれる。
このゲホウグモには、別口の超能力もあるけれど、それはまたの機会に。
2025-09-09
空中戦で捉えた獲物(下)をメス(中)にプレゼントし、前脚二本だけで三匹分の重量を支えながら契りを交わすオドリバエのオス(上)。
豊かさをもたらす贈りものの母型は、私欲を満たすための釣り餌に少し似ている。
2025-09-04
「どろろ」や「リボンの騎士」など、ジェンダーを越境するテーマを好んで描いてきた手塚治虫が、ド直球で挑んだのが「MW(ムウ)」という作品。妖艶な美青年が悪逆の限りを尽くすピカレスクロマン。このときの手塚先生は完全にどうかしていて、リミッターの外れたどす黒い展開に、こちらの頭もクラクラしてきます。