外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
「VUCAの時代」という言葉を聞いたことはありますか? 「VUCA」とは、変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)の略称。従来のセオリーが通用せず、将来の予測が非常に難しい時代になっていることを意味します。コロナ・パンデミックによって生活や働き方が世界規模で一変すると、誰が予想できたでしょうか。
今までの「当たり前」や「正解」が想像以上のスピードで過去となってしまうこれからの時代に、まず求められるのは「脱・正解型」の思考です。従来のやり方にとらわれず、新しい見方や可能性へ向かうために求められる方法。それが、イシス編集学校で学ぶ「編集術」です。
10月17日(火)20時より、編集術を体験することができる「エディットツアー」を開催します。ナビゲーターをつとめる柳瀬浩之師範代は、「世の中にあふれる正解に振り回されずに自分の思考の軸を持ちたい」と課題を抱いている時に、編集工学のバイブルともいえる一冊『知の編集術』とであい、イシス編集学校の受講を決めた一人です。一企業の代表であり、企業研修や個人向けキャリアコーチング事業の新サービス開発を手がける柳瀬師範代は、イシスで学んでから「世界の見方が変わった」といいます。
「“正解はない”と言われた時、“そうは言っても(正解は)あるよね”とよく思っていましたが、イシスに入って“正解はない”の本当の意味がよくわかりました」(柳瀬)
変化はそれだけではなかったと柳瀬師範代はさらにつづけます。
「学び方の質が変わり、好奇心の幅が広がり、日々の仕事や生活がもっと楽しくなりました」(柳瀬)
なぜここまでの変化があったのでしょうか? 17日のエディットツアーでは、世の中の常識にとらわれず、情報を自由に編集するための「編集術」という方法を、ワークショップ形式で実際に体験いただきます。質疑応答の時間も設けております。気になる方は会場にお越しの上、柳瀬師範代本人に直接おたずねくださいませ。みなさまのご参加をお待ちしています。
《本楼Edit Tour》
2万冊の蔵書を誇る編集工学研究所のブックサロン”本楼”を一般公開し、編集ワークショップを開催いたします。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、編集についての知識は必要ありません。お気軽にご参加ください。
■日時:2023年10月17日(火)20:00-22:00
■費用:1500円(税抜き)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■人数:10名様まで
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校師範代 柳瀬浩之
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。
■お申し込みはこちらから:https://shop.eel.co.jp/products/detail/603
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
新春1/10スタート! 佐藤優が日本を語る「インテリジェンス編集工学講義」映像公開!
万巻の書を読む。難読古典を我がものとする。 松岡正剛、立花隆、池上彰、高山宏といった博覧強記と言われるものたちが、どのように本を読み、知を血肉化しているのか。誰しもが、その方法に関心をもつのではないだろうか。 &nb […]
田中優子の酒上夕書斎|第七夕 『江戸から見直す民主主義』(2025年12月23日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら […]
鈴木健×田中優子緊急対談「不確かな時代の方法としての政治~PLURALITYと相互編集~」
鈴木健×田中優子緊急対談「不確かな時代の方法としての政治~PLURALITYと相互編集~」がYouTubeイシスチャンネルで公開されました。 田中優子学長が以前より熱望していた鈴木健さん(東京大学特任研究員 […]
編集部が選ぶ2025年10月に公開した注目のイチオシ記事6選
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。 2025年10月といえば、日本人のノーベル賞受賞にわき、女性首相がは […]
【12/23火】編集×音楽×食を満喫! エディットツアー・クリスマス特別編、今年も開催!
〈編集〉とは、雑誌編集や動画編集などの特定の分野に限られた行為ではありません。私たちは普段の生活の中でもたくさんの〈編集〉を行っていることをご存知ですか? 仕事のために身支度をしたり、通勤の移動中に音楽を聴 […]
コメント
1~3件/3件
2025-12-25
外国語から日本語への「翻訳」もあれば、小説からマンガへの「翻案」もある。翻案とはこうやるのだ!というお手本のような作品が川勝徳重『瘦我慢の説』。
藤枝静男のマイナー小説を見事にマンガ化。オードリー・ヘプバーンみたいなヒロインがいい。
2025-12-23
3Dアートで二重になった翅を描き出しているオオトモエは、どんな他者に、何を伝えようとしているのだろう。ロジカルに考えてもちっともわからないので、イシスなみなさま、柔らか発想で謎を解きほぐしてください。
2025-12-16
巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。