橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)

本を開くたび、知らない景色がひらけていきます。
ときに旅のように遠く、ときに親しい声に導かれるように――。
読書はいつも、新しい道へと私たちを誘います。
「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい)」では、石川淳をひもとき、ロラン・バルトを読み、上田秋成の幽玄にふれながら、田中優子学長の読書遍歴をたどってまいりました。
そして第四夕では、あえてその原点へ――「幼な心」へと立ち返ります。
成熟の果てに見出す、無垢の光。
ワインの深みに溶け合う、その澄んだ響き。
幼な心と葡萄酒が奏でる稀なるマリアージュに、どうぞ立ち会ってください。
「酒上夕書斎 第四夕」は、特別な夕べになること間違いありません。
日程:2025年8月26日(火)
時間:16:30~(生配信)
出演:田中優子(イシス編集学校学長/法政大学 前総長/江戸文化研究者)
会場:ゴートクジイシス館 応接室より生中継
配信:YouTube LIVE にて無料配信
衣笠純子
編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。
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コメント
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2025-08-21
橋本治がマンガを描いていたことをご存じだろうか。
もともとイラストレーターだったので、画力が半端でないのは当然なのだが、マンガ力も並大抵ではない。いやそもそも、これはマンガなのか?
とにかく、どうにも形容しがたい面妖な作品。デザイン知を極めたい者ならば一度は読んでおきたい。(橋本治『マンガ哲学辞典』)
2025-08-19
エノキの葉をこしゃこしゃかじって育つふやふやの水まんじゅう。
見つけたとたんにぴきぴき胸がいたみ、さわってみるとぎゅらぎゅら時空がゆらぎ、持ち帰って育ててみたら、あとの人生がぐるりごろりうごめき始める。
2025-08-16
飲む葡萄が色づきはじめた。神楽鈴のようにシャンシャンと音を立てるように賑やかなメルロー種の一群。収穫後は樽やタンクの中でプツプツと響く静かな発酵の合唱。やがてグラスにトクトクと注がれる日を待つ。音に誘われ、想像は無限、余韻を味わう。