夕映えの書斎、決意の一冊|YouTube LIVE 酒上夕書斎 第九夕(2月24日16:30)

2026/02/17(火)12:33 img
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午後四時半。一日の輪郭がほどけはじめる、その境目の時刻。昼と夜のあわいに、思考の灯がともります。

 

田中優子学長は、ある決意を胸に、この書斎に腰を下ろします。

 

――校長、松岡正剛の本をもっと読まねばならない。
――語られきっていない思考を語り直さねばならない。

 

松岡正剛の思想は、引用され、参照され、語られてきました。けれど、その「本」そのものは、案外、じっくり読まれていないのではないか。その違和感と焦りのようなものが、優子学長を突き動かしました。

 

これまで『日本問答』『江戸問答』『昭和問答』といった対談書を、第六夕〈別典祭スペシャル〉で取り上げてきました。しかし今回は、対話の余韻を離れ、松岡正剛の“書物そのもの”へと分け入ります。

 

最初にひらく一冊は、『日本文化の核心』。

 

江戸文化研究者として日本の底流を見つめ続けてきた田中優子が、松岡正剛の掲げた「日本という方法」に、言葉のひだに分け入るように迫ります。

 

それは、解説ではありません。紹介でもありません。読むことの姿勢を、もう一度、組み替える時間です。

 

日本とは何か。文化とは、どこから立ち上がるのか。そして私たちは、この国の思考をどう受け取り、どう編み直せるのか。

 

夕映えのひととき。仕事の余韻と夜の入口のあいだで、言葉がほどけ、思考が、静かに動き出します。このあとも、松岡正剛の書籍をめぐる夕べは続いていきます。連なってひらかれる読書の時間は、最初の一回に立ち会えるかどうかで、見え方がまったく変わる。どうか、この“決意の一冊”を、この夕方を、見逃さないでください。

 


◆ 酒上夕書斎 第九夕
日 程:2026年2月24日(火)

時 間:16:30~(生配信)

出 演:田中優子(イシス編集学校 学長/法政大学 前総長/江戸文化研究者)

会 場:ゴートクジ イシス館 応接室より生中継

配 信:YouTube LIVE にて無料配信

URL:https://youtube.com/live/tg4NhH3YLzs


 

  • 衣笠純子

    編集的先達:モーリス・ラヴェル。劇団四季元団員で何を歌ってもミュージカルになる特技の持ち主。折れない編集メンタルと無尽蔵の編集体力、編集工学への使命感の三位一体を備える。オリエンタルな魅力で、なぜかイタリア人に愛される、らしい。