私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

20周年記念「Edit Japan2020」第74回感門之盟で、45[守]を終えた師範代21名に「先達文庫」が授与された。編集学校では一期を全うした師範代に、松岡校長が自ら本を選んで贈る。師範が師範代をねぎらう感門表を授与し、先達文庫を託された鈴木康代学匠が、師範代を称えながら一冊一冊手渡していく。
前半は、本楼スタジオから、平野しのぶ師範と桂大介師範がナビゲートした。
◆天野陽子師範代 (分身リトム教室)
『ここ過ぎて 白秋と三人の妻』 (瀬戸内 寂聴/小学館文庫)
◆下平真史師範代 (神島帝釈天教室)
『南方熊楠随筆集』 (南方 熊楠:著, 益田 勝実:編集/ちくま学芸文庫)
◆福井千裕師範代 (野の字しびれる教室)
『星戀』 (野尻 抱影、 山口 誓子/中公文庫)
◆三國紹恵師範代 (反転アーク教室)
『笑いと忘却の書』 (ミラン・クンデラ/集英社文庫)
◆宮原由紀師範代 (やわらスパイラル教室)
『イメージを読む』 (若桑 みどり/ちくま学芸文庫)
◆後藤陽子師範代 (縁カウンター教室)
『失われた図書館』 (A・M・ディーン/集英社文庫)
続いて、近畿大学 特設スタジオから、山根尚子師範代と景山和浩番匠がナビゲートする。名古屋から駆けつけたイシス支所・曼名伽組(まんなかぐみ)小島組長からもご挨拶いただいた。
◆佐藤玲子師範代 (型紙みえけん教室)
『パンツの面目ふんどしの沽券』 (米原万里/ちくま文庫)
◆西村慧師範代 (アフロル・テクノ教室)
『1冊でわかるポケット教養シリーズ 数字と科学から読む音楽』 (西原稔, 安生健/ヤマハミュージックメディア)
◆岡本尚師範代 (ざこば太郎教室)
『日本の伝統』 (岡本 太郎/知恵の森文庫)
◆野住智恵子師範代 (すみれの花咲く教室)
『井上ひさし ベスト・エッセイ』 (井上 ユリ:編, 井上 ひさし:著/ちくま文庫)
ご卒門された皆様、おめでとうございました。
◇後半の部:45[守]先達文庫(後半)第74回感門之盟
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。