号外豪快!半年間を総ざらい〜エディストで読む2022年春夏

2022/09/02(金)08:52
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エディスト2022年春夏のクロニクル

 2022年上半期のイシス編集学校はどんな表情を見せていたのか?

 「一番新しい古代史」、1800夜達成、校長直伝[離]15季開講。SMミサイル三連発を号砲に、「遊刊エディスト」では号外で豪快なニューウェイヴ時代が到来している。号外隊長は「帰ってきたマンガのスコア」のホリエ、豪快部隊は新連載の三方師(田母神・倉田・小坂)だが、編集ウメ子のメルマガ刷新、カメラ部発足とインスタ・デビュー、多読コラボ「それチン」や芥川・直木賞レビュー等々、その他、オツ千のざわめきも、マツミチのつぶやきも、竹岩のささやきも、「読まなきゃ損!」なニュースてんこ盛りだ!!!!!(金宗代)



■エディストで振り返る、2022年上半期の「校長・松岡正剛」

 これを読めば、2022年上半期の校長松岡正剛の最新動向がわかる!

 お茶の間で注目を集めた「関口宏の一番新しい古代史」レギュラー出演。足かけ22年での千夜千冊1800夜達成と、それを祝したサプライズ企画「千夜一撃帖」。師範林朝恵による校長動画化コンテンツ「松岡正剛 映写室」はますます好評。名古屋では松岡正剛をめぐる寄合と雑談も。遊刊エディストでは、これからも松岡校長の最新情報をスクープしていきます。どうぞお見逃しなく。(上杉公志)

松岡正剛

 

04/01 土曜の昼はテレビ前に集合! 松岡校長レギュラー出演の「関口宏の一番新しい古代史」、いよいよ明日放映
04/13 【松岡正剛 映写室 Take-04】校長もREMIXする78感門
05/14 37[花]入伝式 松岡校長メッセージ 「稽古」によって混迷する現代の再編集を
06/01 【松岡正剛 映写室 Take-05】本を主人公にする★祝1800夜
06/05 祝1800夜! 松岡正剛を囲む千夜一撃帖の夕宴
06/17 1800夜記念★千夜一撃帖選1 雷鳴ランキング
06/21 1800夜記念★千夜一撃帖選2 雷鳴轟くクロニクル
07/02 1800夜記念★千夜一撃帖選3 ラストは誰だ?
07/27 【松岡正剛 映写室 Take-06】演出でインタースコアする
08/02 松岡正剛をめぐる寄合と雑談 名古屋「松岡正剛とは何者か?」レポート

 

 

■新連載ぞくぞく
 SNSの漫画クラスタ界隈をざわつかせ続けたホリエ画伯の超人気連載「マンガのスコア」は6/26の梶原一騎をもってLEGEND50コンプリート。書籍化を望む声も高い。新連載スタートも続々と。フィクションの虚実皮膜の綾を渉猟する米川青馬の「擬メタレプシス論」、「ことば×編集」を言語聴覚士のささやかで静謐な世界から描く竹岩直子の「言語聴覚士ことばのさんぽ帖」、編集工学のディープな世界に読者を誘う[離]三方師の新連載など、陣容は変わり続けている。(川野貴志)

新連載が始まったエディストライター8人


04/11 【参丞EEL便#001】新たな[守][破][離]の誕生か?近大INDEXプログラムが始動した(橋本英人)

04/18 【シーザー★有象無象001】アカデミー賞受賞式ビンタ事件とは、なんだったのか
04/19 連載企画「フェチ語り/連想三段跳び(仮)」スタートします(高橋陽一)
04/30 ごあいさつ【境踏シアター】(田母神顯二郎)
05/01 【二千光年の憂鬱】Chapter1 Remix the world(倉田慎一)
05/31 【セイゴオ・カイドクノート】①エルランゲン・プログラム事件 1(小坂真菜美)
05/03 vol.01嚥下【言語聴覚士ことばのさんぽ帖】(竹岩直子)
05/25 #全部大泉のせい[擬メタレプシス論:1](米川青馬)

 

ついに連載完結

06/22 マンガのスコア LEGEND51梶原一騎① 異端にしてど真ん中(堀江純一)
06/26 マンガのスコア【最終回】LEGEND51梶原一騎② 泥海の中から

 

 

■講座発新企画:これぞエディスト的《題バシティ》 

 破学衆が突如エディストデビューした。〈突破者が書く!〉シリーズは教室担当の師範代山口イズミと堀田幸義、そして師範新井陽大が学衆の背中を押して「感門之盟を記事化せよ」とお題を課した。そう、ここに挙げた記事はエディストをお題にしてチームで取り組んだ講座記事が並ぶ。記者の影には仕掛け人がちゃんといる。北條玲子の影には角山祥道がいたし、はらあやこ、秦祐也、畑本ヒロノブには守師範たちがピッタリ伴走した。花伝所は花目付と師範陣の連携が出色。師範が記事を書き、阿久津健がデザインをし、花目付が指南する。

 講座メンバーがよってたかって関わりあって、1つの記事を世に送り出す。エディスト的《題バシティ》のカタチをみました。(後藤由加里)

 

[破]突破者が書くシリーズ

突破者による新しい連載


03/27 〈突破者が書く!第1弾〉唐傘さして49[守]へいく【78感門】(中村裕美)
03/28 〈突破者が書く!第2弾〉Remixで「破」教室がハイパーへ【78感門】(紀平尚子)
03/29 〈突破者が書く!第3弾〉リコールからの再編集【78感門】(畠山義秀)
03/30 〈突破者が書く!第4弾〉モヤモヤに寛容になれ!不足こそエンジンに。【78感門】(大塚 剛史)
03/31 〈突破者が書く!第5弾〉編集道という旅路は続いていく~忘れない限り永遠に【78感門】(山田環)
04/01 〈突破者が書く!第6弾〉突破したその先の景色は?【78感門】(水谷知世)
04/02 〈突破者が書く!第7弾〉世界歴史奥義伝から世界読書奥義伝へ【78感門】(松林昌平)
04/03 〈突破者が書く!第8弾〉やわらかで温かく見守り続ける【78感門】(中村裕美)

 

[物語講座]

04/12 窯変ミステリー受賞者は見た!物語講座のヒミツ【78感門】物語講座14綴 

 

[花伝所]


04/18 37[花]プレワーク記憶の森の散歩スタート(林朝恵)
04/23 37[花]プレワーク  編集棟梁は 千夜を多読し ノミを振る[10の千夜](内海太陽)
05/07 37[花]ガイダンス 却来のループで師範代に「成っていく」(神尾美由紀)
05/14 37[花]入伝式 松岡校長メッセージ 「稽古」によって混迷する現代の再編集を(上杉公志)
05/15 37[花]乱世に道場開幕!(吉井優子)
05/19 37[花]M1演習 私の前に投げ出された世界を捉える(武田英裕)
05/26 37[花] 花林頭・阿久津がゆく、アートとデザインのAIDA(平野しのぶ)
06/02 37[花] 調子はどうだい? 花伝式目演習第三週:メトリック(程)(阿久津健)
06/09 37[花] マネージメントを述語する M4演習(営・掛)(蒔田俊介)
06/16 37[花] M5錬成1 擬き肖り、虚に入り(佐藤健太郎)
06/25 37[花]M5錬成2 指南でかわる師範代はわかる(堀田幸義)
07/06 37[花] 夏だ、キャンプだ、旅立ちだ!(美濃越香織)


[編集力チェック]

*100人を超える「編集力チェック」の回答を3師範代がアナロジカルに分析した。

05/01 ”分ける”の極意。エディトリアル・レポートvol.1【感知篇】(はらあやこ)
05/04 「アンビバレントな’感’の行方」エディトリアル・レポートvol.2【照応篇】(秦祐也)
05/07 「わたしを擬くAIに編集される私」エディトリアル・レポートvol.3【共遊篇】(畑本ヒロノブ)

 

 

■版元コラボ & ISIS BOOK REVIEW
 <多読ジム>では新企画が続出している。その中でも目玉企画が版元コラボ企画。第一回は「根源的、挑発的。」がモットーの太田出版! トレーニングブックもやはり攻めに攻めた一冊、阿部洋一『それはただの先輩のチンコ』だった。目眩のするような「それチン」記事の連打の末、まもなく阿部洋一インタビューも公開される予定だ。さらにコラボは工作舎、春秋社と続いていく。その他、ブックウェアな記事が今後もゾクゾクザクザク展開されることだろう。乞うご期待!(金宗代)

 

[多読ジム出版社コラボ、爆走]

06/11 【多読ジム×工作舎】第二弾は虫、蟲、ムッシッシ! 出版コラボ企画「エディストチャレンジ」(金宗代)

08/07 【太田出版×多読ジム】お盆だよ! それチンDONDEN祭(前夜祭)
08/08 【太田出版×多読ジム】それはただの日本のチンコ (石黒好美)
08/09 【太田出版×多読ジム】つながりたいから、チントーク(植村真也)
08/10 【太田出版×多読ジム】チンコは「き」るためにある(大沼友紀)
08/11 【太田出版×多読ジム】二次元志向型女子へ(佐藤裕子)
08/12 【太田出版×多読ジム】坂下さんに贈りたい乙女のバイブル(鹿間朋子)
08/14 【太田出版×多読ジム】心して”チン考”せよ 玩具か、道具か(高宮光江)
08/15 【太田出版×多読ジム】ギロチンによる死♂性♀観の脱皮(畑本浩伸)
08/13 【太田出版×多読ジム】帰ってきたマンガのスコア 阿部洋一『それチン』を描く!

 

[芥川賞・直木賞受賞作品をイシスの面々が初Book Review]
08/04 【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『夜に星を放つ』書評 ~美容師の場合(深谷もと佳)
08/06 【ISIS BOOK REVIEW】芥川賞『おいしいごはんが食べられますように』書評 ~おしゃべり病理医の場合(小倉加奈子)
08/08 【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『夜に星を放つ』書評 ~編集かあさんの場合(松井路代)
08/09 【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『夜に星を放つ』書評 ~編集/ライターの場合(羽根田月香)
08/16 【ISIS BOOK REVIEW】芥川賞『おいしいごはんが食べられますように』〜幼稚園バス添乗員の場合(大音美弥子)
09/01 【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『夜に星を放つ』書評 〜 カタロガーの場合(原田淳子)

09/04 【ISIS BOOK REVIEW】直木賞『夜に星を放つ』書評 ~言語聴覚士の場合(竹岩直子)

 

 

■ハイブリッド本楼お題祭り連打!!

 『情報の歴史21』がいよいよ電子化発売! 合わせて春から夏にかけて、ISIS FESTA「情報の歴史を読む」を開催。山本貴光の情歴使い、大澤真幸の東西読み、田中優子の因と渦、武邑光裕のメタヴァース中世語り、村井純のIT通史づくし、佐藤優のぶった切りウクライナ。エディストレポートでの追体験をお楽しみください。次回は9/13ヤマザキマリ・松岡正剛対談。方法日本を深掘りする田中優子庵主の「間庵」エディストは、歴史を展く、文化と遊ぶの二講。しつらえフォトと一緒にどうぞ。(吉村堅樹)

 

 

[情歴の歴史を読む]
02/23 もしも山本貴光が『情歴21』を読んだら…?【ISIS FESTA SP開催中!】
04/10 田中優子さんの語る『情歴』の3つの読み【ISIS FESTA SP速報】
05/18 現代≒中世?! メタヴァース時代に「デジタル農奴」に陥らないために【ISIS FESTA SP速報】
06/18 次の舞台は宇宙へ!「日本のインターネットの父」が語る、インターネットの過去と未来【ISIS FESTA SP速報】
07/22 佐藤優が語る、「大きなナラティブ」に流されずにロシア・ウクライナ情勢を読む方法【ISIS FESTA SP速報】


[間庵]
07/28 庵主・田中優子が「アワセとムスビ」で歴史を展く【間庵/講1速報】
08/22 田中優子が『アート・ジャパネスク』からひも解く「方法日本」【間庵/講2速報】

 

 

■編集部
 雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な運営体質をもち 欲は大きく 喜怒哀楽をも包摂し いつも賑やかにお騒がせしている。それは、エディスト編集部。

 遊刊エディストに最初の記事が投稿されたのが2019年8月1日で、以来、1日も休まずにたくさんのエディスト・ライターと共に、未知に向かって編集の道をひた走る。3年目の春夏も、まるで昨日始まったばかりの編集部かのように、新鮮に初めてのことに挑み続ける。ここでは、2022年春夏に飛び出したシン・エピソードをご紹介しよう。(マツコ)


07/03 祝2000達成!窮地を救った記念すべき記事は?(後藤由加里)
07/03 vol03.吸啜【言語聴覚士ことばのさんぽ帖】←2000記事目
07/15 イシス編集学校、無料メルマガあります【読者1万人】(編集ウメ子こと、梅澤奈央)

07/16 エディストカメラ部誕生!メンバーはたった3人
07/25 イシス編集学校 公式インスタグラムはじめました
07/21 カメラ部につづき新チーム結成か? その名は「YADOKARI」?!(上杉公志)

 

 

 以上、遊刊エディスト2022年春夏コレクションは、いかがでしたか。

 これからも旬なニュースを届け、編集を伝え、世の中に常にお題を提示する編集学校のニュー・メディアとして、親しんでいただけたら幸いです。

 

※編集部では、エディストで記事作成に参加したいライターを随時募集中。編集学校の今を切り取るJust記事、講座の様子をストーリー化するバンキシャ、一人一人の数寄を生かした連載コラム、様々なかかわり方があります。詳しくは編集部にメールでお問い合わせください。(edist at eel.co.jp *atを@に変更してください)

  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。