松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
本をきっかけに、問いを深める。ゆるくカジュアルに、世界知と遊ぶ。
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3月のテーマは「こども力」。春が近づくと、スキルアップしなきゃとなぜか追い立てられる気持ちになります。でも、もしかすると、大人になった私たちは何かを「身につける」というより、こどものころにもっていた力を「取りもどす」ほうが大事なのかも? 「学びほぐし」とも訳される「アンラーン(unlearn)」をどのようにしていったらいいのでしょう?
いま私たちに必要な「こども力」って何なのか、本とともに考えていきます。第1回目は、レイチェル・カーソンのあの名著を取りあげます。
▽今回のトピック
スキルアップ?アンラーン?/朝永振一郎の名言「これが科学の芽」/あの『センス・オブ・ワンダー』登場/そもそもセンス・オブ・ワンダーって何/「リスさんのクリスマスツリーだ!」/ヒヤシンスが曲がったのは、自分としゃべるため/どうして人々は満点の星空を見ないのか/ヌードモデルの肌が地層に見えてきた。ニレヨーコ体験談/パスツールのセレンディピティ/『西の魔女が死んだ』を思い出す(語り手:ニレ、おじー、はるにゃ)
▼紹介したゲスト本
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン(著)、上遠恵子(訳)、新潮社
『西の魔女が死んだ』梨木香歩(著)新潮文庫

▲旬感ノートより
\ 速報 /
アプリ「スマートニュース」内「SmartNews+」にて最新記事公開されました!今回のシリーズは「時は金なり?」です。
●「時は金なり」って「働け」って意味なの?! 格言に隠された驚きの真実
※アプリをDLしなくとも、リンク先から記事がご覧になれます
ほんのれん編集部ウメ子としては、「Time is Money」に隠された新自由主義的価値観にだいぶびっくりしたものでした。あの格言、ただの道徳じゃなさそうです。
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
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コメント
1~3件/3件
2025-10-28
松を食べ荒らす上に有毒なので徹底的に嫌われているマツカレハ。実は主に古い葉を食べ、地表に落とす糞が木の栄養になっている。「人間」にとっての大害虫も「地球」という舞台の上では愛おしい働き者に他ならない。
2025-10-20
先人の見立て力にひれ伏すしかないと思って来た「墨流し」。戯れに、Chatさんに「蝶のスミナガシを別の見立てで改名するにはどんな名前がいいですか?」と尋ねてみて、瞬時に現れた名答に打ち拉がれております。
2025-10-15
『キャラ者』は、”マンガ家”だった頃の江口寿史の、(まとまった作品としては)ほぼ最後の仕事。恐るべきクオリティの高さで、この才能が封印されてしまったのはもったいない。
「来年こそはマンガ家に戻ります!」と言ったのは、2016年の本の帯(『江口寿史KING OF POP SideB』)。そろそろ「来年」が来てもいいだろう。