巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
花伝選書とは、花伝所で2期以上指導陣をつとめた者に贈られる書だ。今期は、花伝所を統括し束ねたふたりの花目付と、花伝道場の宝刀である5名の花伝師範と7名の錬成師範に贈られた。
◆花目付
林 朝恵
平野しのぶ
◆花伝師範
吉井優子
森本康裕
山本ユキ
尾島可奈子
岩野範昭
◆錬成師範
新垣香子
村井宏志
古谷奈々
齋藤成憲
堀田幸義
牛山惠子
大濱朋子
選書に選ばれた本は『つかふ: 使用論ノート』(鷲田清一/小学館)だ。
松岡校長は「つかう」という言葉をよく使ったという。「使う」、「仕う」「遣う」など、音が同じでも意味が違う「つかう」を如何につかうか。受け取った錬成師範の古谷奈々と大濱朋子は、花伝所の指導陣にピッタリだと目を細めた。
安田晶子
編集的先達:バージニア・ウルフ。会計コンサルタントでありながら、42.195教室の師範代というマラソンランナー。ワーキングマザーとして2人の男子を育てあげ、10分で弁当、30分でフルコースをつくれる特技を持つ。タイに4年滞在中、途上国支援を通じて辿り着いた「日本のジェンダー課題」は人生のテーマ。
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2025-12-16
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