草むらで翅を響かせるマツムシ。東京都日野市にて。
「チン・チロリン」の虫の音は、「当日は私たちのことにも触れてくださいね」との呼びかけにも聴こえるし、「もうすぐ締め切り!」とのアラートにも聞こえてくる。

今夏のエディットツアースペシャルを牽引し、郡山開催を主宰したのは鈴木康代([守]学匠)。郡山会場でも全体進行を指揮した。
サブロールで場をしつらえ、テーブルコーチとナビゲーターを務めたのは、42[守]師範代の原田祥子。当日、8月11日は誕生日だった。自己紹介ワークの「おかしな私」では、自らを「いろいろ味のポップコーン」に見立て、「その心は、あるときは塩味、あるときはキャラメルなたくさんの私」。たちまち会場は笑顔に包まれた。
東京から駆け付けた池澤祐子(43[守]師範)は、松丸本舗でのブックショップエディターのキャリアを生かし、目次読書のナビをつとめた。参加者は、「初めて出会う」「中は見ない」「一分で」という3つルールを守って、鈴木と池澤が持参した30冊から本を選ぶ。本と目次の新しい面白さと奥深さを発見した喜びを相互に交わし合った。
メインワークでは、まず福島で誇るべきものを挙げ、情報の地と図を変えながら、編集思考素で語る。ナビゲーターは鈴木康代。「音」を地におくと「田んぼ」「蝉」「雪」ときて、次に「祭り」「花火大会」「松明」と季節の風物が続く。さらに「水」を地にして「猪苗代湖」「阿武隈川」「阿賀野川」。水も滴(したた)る故郷の魅力を再発見し、参加者たちはどこか誇らしげな表情を浮かべた。
池澤祐子
編集的先達:エディット・ピアフ。21守破エディット・ピラフ教室師範代で、ステージネーム アラ♪ピラフと名乗るシャンソン歌うたい師範。松丸本舗エディターのあと児童指導員に転身。子どもにイッケと親しまれる。登場はいつも「ボンジュール♪~」。
マダム池澤の汁ヴ・プレ♪ レンオンハルモニア狂想曲 44[守]
「トレモロ―ン♪」とハルモニアする鐘の音。2020年2月2日(日)、編集工学研究所の学林堂にて細田陽子師範代(時鐘連音教室)と、橋本高志師範代(事代ハルモニア教室)の合同汁講が行われた。 細田 […]
【特集】ETS群島リレー07@福島 セレンディピティな編集術
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コメント
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2025-07-15
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2025-07-13
『野望の王国』原作:雁屋哲、作画:由起賢二
セカイ系が猖獗を極める以前、世界征服とはこういうものだった!
目標は自らが世界最高の権力者となり、理想の王国を築くこと。ただそれだけ。あとはただひたすら死闘に次ぐ死闘!そして足掛け六年、全28巻費やして達成したのは、ようやく一地方都市の制圧だけだった。世界征服までの道のりはあまりにも長い!
2025-07-08
結婚飛行のために巣内から出てきたヤマトシロアリの羽アリたち。
配信の中で触れられているのはハチ目アリ科の一種と思われるが、こちらはゴキブリ目。
昆虫の複数の分類群で、祭りのアーキタイプが平行進化している。