道ばた咲く小さな花に歩み寄り、顔を近づけてじっくり観察すると、そこにはたいてい、もっと小さな命がきらめいている。この真っ赤な小粒ちゃんたちは、カベアナタカラダニ。花粉を食べて暮らす平和なヴィランです。
【Q.受講のきっかけは?】
私がやっている洋装店に、息子(小桝裕己(44[守]師範代))がエディットツアーのフライヤーを貼っていったことです。
息子がイシス編集学校の講座を受講していることはその前から知っていましたが、自分には縁のないものと思っていたので詳しく話を聞いてはいませんでした。ですが、フライヤーに「『編集術』はありとあらゆる課題・問題に活かせるものです」と書いてあったのを読み、「もしかしたら今自分が抱えている課題にも役立つかもしれない」と興味が湧きました。
特に9月の講師をする予定だったセミナーの原稿づくりに活かせることを期待して、申込をすることにしました。
【Q.エディットツアーを通じて得たこと、学んだこと、新しい発見はありましたか?】
ワークを通じて、物事を多面的に見ることを学ぶことができたように思います。
最初のワークでは、お菓子にたとえて自己紹介するために、自分自身にどんな特徴があるかいくつも考えました。普段自分を多方面から見る機会がなかったので、とても新鮮でした。
広島の魅力をあげて、新しいキャッチコピーを作るグループワークでは、参加者一人ひとりが全く違う着眼点を持っていることが感じられたのが面白かったです。複数人が集めた情報を持ち寄ることで、自分一人では思いつかなかったようなキャッチコピーを作ることができました。
自分一人で考えているとどうしても凝り固まってしまうけれど、他の視点を持ち込むことで可能性が広がると感じました。
【Q.今後にどう活かしたいですか?】
9月のセミナーでは、普段の自分とは異なる視点で集めた情報を組み合わせてみることを意識したところ、なかなか評判が良かったです! 今後も人前で話す機会が定期的にありそうなので、発表内容を組み立てるのに活かしたいと思います。
また、近々予定しているお店のリニューアルをお知らせするフライヤーづくりなどにも活かせそうです。
浦澤美穂
編集的先達:増田こうすけ。メガネの奥の美少女。イシスの萌えっ娘ミポリン。マンガ、IT、マラソンが趣味。イシス婚で嫁いだ広島で、目下中国地方イシスネットワークをぷるるん計画中。
8月某日、浦澤美穂は悩んでいた。 イシス子どもフィールド発行のZINE「あそぼん」に寄せる原稿のテーマを過去に作ろうとして頓挫したカードゲーム「お料理ポーカー」に決めたものの、どう展開して、オチをつけるか決 […]
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海辺の町の編集かあさん vol. 4 2歳のディープラーニング
「子どもにこそ編集を!」 イシス編集学校の宿願をともにする編集かあさん(たまにとうさん)たちが、 「編集×子ども」「編集×子育て」を我が子を間近にした視点から語る。 子ども編集ワークの蔵出しから、子育てお悩みQ&Aま […]
海辺の町の編集かあさん vol. 3 Namae wo Oshieru
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コメント
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2025-11-25
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2025-11-18
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2025-11-13
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泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)