まるで大喜利だった。お題は「今まで人に言ったことがない自己紹介」。秘密をさらすわけではない。今まで他人に伝えることのなかった自分の情報に注意のカーソルを向けて、自己紹介しようというのだ。
51[守]が開講した5月8日、近畿大学(近大、大阪府東大阪市)で入門者を対象にリアル交流会が開かれた。10代の1回生から60代の通信学部生まで、Zoomを含め17人がガラス張りの教室ビブリオシアター「ACT-116」に集った。
イシス編集学校学林局・衣笠純子の進行で一人一人が前に出て話す。初めて顔を合わせる学生は席に着いた時から緊張気味。大丈夫かな、の心配は…杞憂だった。みんな臆することなくノリノリで「人に言ったことがない自己紹介」を発表していく。
さすが大阪の大学、笑いが程よく包まれている(右側のツッコミは筆者の心の声です)。場が十分温まったところで実際のお題001番「コップは何に使える?」に挑戦する。制限時間は5分。ここでも、あっという間に20個以上上げたツワモノがいる。さっそく発表してもらおう。
これでまだ開講初日である。近大生おそるべし。「あの学衆の回答おもしろいなぁ」と思ったら、それは近大生かもしれない。
イシス編集学校51[守]近大番
梅澤奈央、景山和浩、齋藤成憲、後藤由加里(イシス編集学校)
衣笠純子、橋本英人(編集工学研究所)
景山和浩
編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。
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