『性別が、ない!』新井祥
LGBTQなどという言葉が世間を席巻するはるか以前、このマンガによって蒙を啓かれた人も多いのでは?第一巻が刊行されたのが2005年のことで、この種のテーマを扱った作品としてはかなり早かった。基本的に権利主張などのトーンはほぼなく、セクシャルマイノリティーの日常を面白おかしく綴っている。それでいて深く考えさせられる名著。
イシス編集学校では、感門之盟と呼ばれる、始まりと旅立ちの間の式がある。[守][破][花伝所]の学びを終えた学衆が集い、寿ぎあう。
タイパという言葉が幅を聞かせる世の中だが、イシス編集学校の学びの濃さは、効率という尺度では測れない。
卒門、突破、放伝という、学びの完了に至るまでには、学衆と師範代の交わし合いの中に、涙と笑いと悔しさと誇りが散りばめられている。重なり合う律動が、イシス編集学校を作り上げているのだ。
黒と白の間、錫色のワンピースに身を包み。八田律師が登場した。
「律師の律は律動の律」
イシス編集学校に響く音を束ねて舞台に立つ。
イキイキとした編集の場は、学衆、師範代、師範や指導陣の律動から生まれる。イシス編集学校の回答には、正解がない。規制も手加減もないからこそ、平均的で小粒になりゆく日本の中に、デーモンを生み出すことができる。
旅立ちと新たな学びの始まりの間、感門之盟で編集を学ぶ喜びを感じてほしい。
北條玲子
編集的先達:池澤祐子師範。没頭こそが生きがい。没入こそが本懐。書道、ヨガを経て、タンゴを愛する情熱の師範。柔らかくて動じない受容力の編集ファンタジスタでもある。レコードプレイヤーを購入し、SP盤沼にダイブ中。
前期、「元・師範代の母が中学生の息子の編集稽古にじっと耳を澄ませてみた」が遊刊エディストに連載され大きな話題になった。 元・師範代の母が中学生の息子の編集稽古にじっと耳を澄ませてみた #01――かちゃかちゃ […]
御伽話のワンダーは背中の羽で宙に舞い、夜にさやげば、カオスの声がこだまする。 54[破]の師範代は、自由闊達、イキイキと時に激しくそのロールをまっとうした。 54[破]10教室の中で2つの教室は、師範の名付けのもとに撚り […]
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コメント
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2026-01-22
『性別が、ない!』新井祥
LGBTQなどという言葉が世間を席巻するはるか以前、このマンガによって蒙を啓かれた人も多いのでは?第一巻が刊行されたのが2005年のことで、この種のテーマを扱った作品としてはかなり早かった。基本的に権利主張などのトーンはほぼなく、セクシャルマイノリティーの日常を面白おかしく綴っている。それでいて深く考えさせられる名著。
2026-01-20
蛹の胸部にせっかくしつらえられた翅の「抜き型」を邪険にして、リボンのような小さな翅で生まれてくるクロスジフユエダシャクのメス。飛べない翅の内側には、きっと、思いもよらない「無用の用」が伏せられている。
2026-01-13
自らの体内から這い出したコマユバチの幼虫たちが作った繭の塊を抱きしめるシャクトリムシ。科学者は「ゾンビ化されて繭を守るよう操作されている」と解釈するけれど、これこそ「稜威」の極北の姿ではないだろうか。