昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
読書の達人・松岡正剛の『多読術』(筑摩書房)を元にしたプログラムを通じて読書法を学べる「多読ジム【入門編02 冬】」が2024年1月8日(月)からスタートします。イシス編集学校の講座未受講の方なら、どなたでも受講いただけます。定員は10名限定ですので、ご興味のある方はお早めに! 申込はコチラです。
前回、10月から始まった【入門編01 秋】は3か月間でしたが、今回はもっとカジュアルに、2か月間で読書の楽しみを知るためのカリキュラムをご用意いたしました!
<1>目次&マーキング読書
<2>エディション読み
「目次&マーキング読書」では目次の充実した新書を選び、本をじっくり読む前に中身を想像し、疑問をもって目を通すことで要所をつかみます。方法を使って短時間でたくさんの本を読めるので、自宅の積読本を減らすことも可能になるでしょう。
「エディション読み」では書物を通して多様な世界とつながる「読み」の方法を伝授する書物論『本から本へ』を素材に使います。読前、読中、読後の三段階を通じて未知との遭遇や意外な見方を抱える読みが身につくでしょう。
今回、入門編では「ブッククエスト」はやりませんが、おまけでご紹介させていただきます。ブッククエストで使うブックリストは毎季変わるのですが、今季は、編集学校の教室運営を担った師範代(2023年度前期)に向けて校長・松岡の労いのメッセージとともに贈った先達文庫です。まず、そのリストから3冊を選びます。そして、それぞれの本をタテ・ヨコ・ナナメから眺め、関係づけられそうなサブブック3冊を追加し、全体(合計12冊)をひとつのテーマ本棚として完成させます。お互いの本棚を眺めあうことで、俄然、書物を読みたくなってしまうというわけです。
ちなみに、今回の文庫リストには「生命知らずの大バカ者」と書かれた帯が気になる夢野久作の『近世快人伝:頭山満から父杉山茂丸まで』(文春学藝ライブラリー)があります。
『近世快人伝:頭山満から父杉山茂丸まで』(文春学藝ライブラリー)
明治22年の福岡生まれの夢野は日本探偵小説三大奇書『ドグラ・マグラ』で有名な作家ですね。父親の杉山茂丸は伊藤博文の暗殺を企てるような九州男児の曲者でした。
茂丸に加え、アジア主義者として明治から昭和初期の政界に隠然たる影響力を持った玄洋社の頭山満も含まれます。破天荒で真似したくてもできそうにない奇人快人たちのエピソードで抱腹絶倒、間違いなしです。
新春に合わせて多読ジムに入門し、2か月間で読書筋を楽しく鍛えましょう。入門先では、読み書きを導くインストラクター(冊師)からのコメントが随時届きます。これまでに気づかなかった見方や文脈を見つけることもできますよ。
Info 多読ジム◆入門編 02 冬スタート ※受講期間は7週間になります。
【定員】10名
【申込資格】イシス編集学校 未受講者
【お申込】https://shop.eel.co.jp/products/detail/628
【開講日】2024年1月8日(月)
【申込締切日】2023年12月26日(火) まで
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
「入門編 02 冬」の場合 購入時に2024年1月分を決済
2024年1月26日に2月分を決済
※ 申込後2カ月間(7週間)はイシス編集学校規約第6条に定める
期間後の解約はできません。あらかじめご了承ください。
畑本ヒロノブ
編集的先達:エドワード・ワディ・サイード。あらゆるイシスのイベントやブックフェアに出張先からも現れる次世代編集ロボ畑本。モンスターになりたい、博覧強記になりたいと公言して、自らの編集機械のメンテナンスに日々余念がない。電機業界から建設業界へ転身した土木系エンジニア。
<速報>【44[花]敢談儀】読書の裏側には地獄が潜む!?(オツ千ライブ「物実像傳」)
昨日レポートした敢談儀スタート時の花伝所長・田中晶子によるメッセージの後、『読書の裏側』の図解共読がありました。前半では師範と放伝生の対話があり、後半では千夜坊主の吉村堅樹と千冊小僧の穂積晴明による「おっかけ千夜千冊フ […]
<速報>【44[花]敢談儀】書物と自分を切り離さない(田中花伝所長メッセージ)
大寒に突入して朝の空気が冴えた日々が続く1月24日、豪徳寺駅近くの編集工学研究所で、編集コーチ養成コース・花伝所の最終関門「敢談儀(かんだんぎ)」が行われました。スタートにあたって花伝所を取りまとめる所長・田中晶子から […]
師走として2025年終盤へと加速する12月13日(土)、編集工学研究所の本楼で蒐譚場が開催されていました。物語講座のラストプログラム「編伝1910」のレクチャー&ワークが行われましたね。担当は師範の森井一徳と高橋陽一で […]
<速報>物語のシーン描出に「目のカメラ」を活用しよう/55[破]破天講
師範代たちの振り返りの後、今期の物語編集術のレクチャーが行われました。担当は師範・天野陽子となります。 天野は短歌集『ぜるぶの丘で』を2月に出版し、先月末に第40回北海道新聞短歌賞に選出されていたようです。11月26 […]
11月23日(日)にスタートする多読アレゴリアの別典祭の準備が編集工学研究所で行われていますね。並行して、55[破]破天講が2階の学林堂で開催されていました。師範代は10月の突破講とその後の準備期間によって、すでに破の […]
コメント
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2026-02-24
昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
2026-02-19
棚下照生。この忘れられたマンガ家が、最近、X(ツイッター)で話題になっていた(なぜかは知らないが)。大人漫画のタッチで劇画を描くという、今となっては完全に絶滅した手法が、逆に新鮮に映るのかもしれない。代表作『めくらのお市物語』は、連載当時、大変な人気で、映画やテレビドラマにもなったのだが、現在では、タイトルに問題アリで、復刊の目途もない。もしも古本屋で見かけることがあったら絶対買いです。
2026-02-17
小川の水底での波乱万丈を生き抜き、無事に変態を遂げた後は人家の周りにもヒラヒラと飛んできてくれるハグロトンボ。「神様とんぼ」の異名にふさわしく、まるで合掌するかのように黒い翅をふんわり広げては閉じる。