自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
ほんのれんラジオの最新エピソードが公開されました!
イシス編集学校で世界読書奥義伝[離]まで了えた4名(ニレヨーコ、おじー、はるにゃ、ウメコ)がお送りするほんのれんラジオ。
エピソード目次どうして日本の美に興味を?/円錐のもつ放物線にときめいた/仲の良かったひいおばあちゃんとの思い出/演歌番組・歌舞伎・任侠文化への美意識/テレビ電話が流行らなかったから顔認識の技術が発展した/美人とは?/工学はみんなが求めているもの。「盛り」のものさしだってあるはず!/流行はなぜ生まれる?/益若つばさ顔/化粧はクックパッド的、整形は食べログ的/バーチャルとリアル/スマホが盛りの概念を変えた!?「一生盛れてたい」/何を素材にしてデコる?/エリッヒ・フロム/スペック:告白された(愛された)人の数/SNSは目利きが不足している/“プライベート感”が推し文化を加速?/ゲスト回出演いただいて、どうでした?
▼今月の旬感本
▼「これって恋愛? 〜この世界を動かす欲望〜」を考える 「ほんのれん」旬感本はこちらの5冊!
・『図説「愛」の歴史』ジャック・アタリ(著)ステファニー・ボンヴィシニ(共著)樺山紘一(日本語版監修) 大塚 宏子(訳)原書房 2009
・『進化が同性愛を用意した─ジェンダーの生物学』坂口菊恵(著) 創元社 2023
・『恋愛と贅沢と資本主義』ヴェルナー・ゾンバルト(著)金森誠也(訳) 講談社 2000
・『好色一代男』井原西鶴(原作) 島田雅彦(訳)河出書房新社 2023
・『21世紀の恋愛─いちばん赤い薔薇が咲く』リーヴ・ストロームクヴィスト(著)よこのなな(訳) 花伝社 2021
ほんのれん編集部
編集工学研究所×丸善雄松堂が提供する一畳ライブラリー「ほんのれん」の選書やメディア制作を手掛けるメンバー。関西弁で跳ねるデザイン知カンガルー・仁禮洋子(ニレヨーコ)、小鳥の風貌ながら知的猛禽類な山本春奈(はるにゃ)、昭和レトロを愛する果敢なコンパイル亀・尾島可奈子(おじー)、2倍速で情報収集する雑読チーター・梅澤奈央(ウメコ)ほか。ほんのれんラジオは毎週水曜更新中。ほんのれん編集部公式noteにこれまでのアーカイブを蓄積してます。https://note.com/honnoren/
アインシュタインも対話が苦手!?「いい話し合い」の条件ってなんだろう?
ほんのれんvol.32のテーマは、”話し合えてる? 多様性社会の「対話」という方法”。 アインシュタインも対話が苦手!?「いい話し合い」の条件ってなんだろう? ▼目次 ママ友に言われたショック […]
「ちゃんと話し合う」って、なんでこんなに難しい?対話とは何かを考えてみた
ほんのれんvol.32のテーマは、”話し合えてる? 多様性社会の「対話」という方法”。 「ちゃんと話し合う」って、なんでこんなに難しい?対話とは何かを考えてみた ▼目次 新シリーズ「話し合えて […]
私たちは何に喰われているのか?“食べる”の本質から、共食の未来へ
ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる? 「食=商品」を問いなおす”。 私たちは何に喰われているのか?“食べる”の本質から、共食の未来へ ▼目次 私たちは何に喰われているのか?/遺骨を便所に流してくれ […]
孤食は究極の贅沢だった!?『食客論』で考える、寄生者としての私たち
ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる? 「食=商品」を問いなおす”。 孤食は究極の贅沢だった!?『食客論』で考える、寄生者としての私たち ▼目次 告知/ほんのれんクラブオフ会/ご […]
第9の革命はウンコ!?『食べる人類誌』で読み解く 8つのフード革命
読書対話を楽しむpodcast「ほんのれんラジオ」の最新エピソードが公開されました! ほんのれんvol.31のテーマは、”今日なに食べる?「食=商品」を問いなおす”。 第9の革命はウンコ!?『 […]
コメント
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2025-11-18
自ら編み上げた携帯巣の中で暮らすツマグロフトメイガの幼虫。時おり顔を覗かせてはコナラの葉を齧る。共に学び合う同志もなく、拠り所となる編み図もなく、己の排泄物のみを材料にして小さな虫の一生を紡いでいく。
2025-11-13
夜行列車に乗り込んだ一人のハードボイルド風の男。この男は、今しがた買い込んだ400円の幕の内弁当をどのような順序で食べるべきかで悩んでいる。失敗は許されない!これは持てる知力の全てをかけた総力戦なのだ!!
泉昌之のデビュー短篇「夜行」(初出1981年「ガロ」)は、ふだん私たちが経験している些末なこだわりを拡大して見せて笑いを取った。のちにこれが「グルメマンガ」の一変種である「食通マンガ」という巨大ジャンルを形成することになるとは誰も知らない。
(※大ヒットした「孤独のグルメ」の原作者は「泉昌之」コンビの一人、久住昌之)
2025-11-11
木々が色づきを増すこの季節、日当たりがよくて展望の利く場所で、いつまでも日光浴するバッタをたまに見かける。日々の生き残り競争からしばし解放された彼らのことをこれからは「楽康バッタ」と呼ぶことにしよう。