何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
『虫と歌』『25時のバカンス』などで目利きのマンガ読みたちをうならせた市川春子が王道バトルもの(?)を描いてみたら、とんでもないことになってしまった!
作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)

多読アレゴリア2025・夏の募集がスタート!!!!!
エディストでは今日からアレゴリア・ウィークのスタートです。しばらくの間、アレゴリアの各クラブの宣伝合戦繰り広げられます。どうぞお楽しみに。
さて前回、2025・春では森山智子さんの「着物コンパ倶楽部」、小倉加奈子さんの「MEditLab for ISIS」がNEWクラブとして立ち上がりましたが、2025・夏も新しいクラブが誕生します。
一つはISIS co-missionであり、松岡正剛校長と共著もあり、盟友でもあった津田一郎さんを監修者に迎えたクラブ「カオス的編Rec」(カオステキヘンレキ)です。ISIS co-missionが監修するクラブはすでに、田中優子学長の「EDO風狂連」、今福龍太さんの「群島ククムイ」、それから武邑光裕さんの「OUTLYING CLUB」があるので、「カオス的編Rec」は4つ目のco-missionクラブということになります。
「サイエンスとエディティングの交差点にたちあう」。そして、「世界を問う仮説をつくる方法を学ぶ」。これがカオス的編Recのテーマです。最近、津田一郎さんは「もし『編集学校の数学』というものがあるとしたら、どんなものか」という問いを立て、数学によって編集学校の新たな可能性を見出すことができるかもしれないと話していました。
世界的な複雑系の研究者である津田一郎さんと共に「編集する」、そして「数学する」こんなチャンス、めったにありません。数学や科学が好きな人も、学生時代に挫折した人も、あらためて、編集を通してサイエンスと出会い直しをするのはいかがでしょうか。
もう一つのNEWクラブは、エディストで大活躍中の「倶楽部撮家」。いよいよアレゴリアに倶楽部撮家が登場します。
倶楽部撮家では編集工学を通じて、イメージと言葉のあいだを探ります。写真学校のように、単に写真を学ぶわけではありません。言葉からイメージを起こし写真を撮ることもあれば、写真から言葉を立ち上げて遊ぶこともある。そして、クラブで撮影した写真はエディストなどメディアにどんどん掲載していきます。倶楽部撮家の活動を積極的に発信し、表象力のある撮家集団を目指します。
実は松岡校長も、「芸術で一番好きなのは写真」と言い張るほどに、とっても写真が好きでした。杉本博司、内藤正敏、奈良原一高、藤原新也、十文字美信、横須賀功光。これら名だたる写真家たちと松岡校長が親しく仕事をしてきたことからも、そのことがよくわかります。
テキストベースの編集学校ではこれまで写真や映像、イメージを使って編集稽古をする機会があまりありませんでしたが、「写真」というメディアに関わることはまちがいなく、きわめて編集的な行為です。倶楽部撮家で活動することで、隠れた編集的可能性に気がつくチャンスが得られるかもしれません。
クラブの申し込みは先着順です。すでにご希望のクラブがある方は、なる早で申し込みましょう!
*多読アレゴリア2024春から継続の方は申し込み手続きは不要です。
Info 多読アレゴリア2025夏
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
*多読アレゴリア2024春から継続の方は申し込み手続きは不要です。
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【申込締切】2025年5月26日(月)
【定員】490名(各クラブごとに定員が異なります。定員になり次第、締め切ります)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
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2025-10-02
何の前触れもなく突如、虚空に出現する「月人」たち。その姿は涅槃来迎図を思わせるが、その振る舞いは破壊神そのもの。不定期に現れる、この”使徒襲来”に立ち向かうのは28体の宝石たち…。
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作者自らが手掛けたホログラム装丁があまりにも美しい。写真ではちょっとわかりにくいか。ぜひ現物を手に取ってほしい。
(市川春子『宝石の国』講談社)
2025-09-30
♀を巡って壮絶バトルを繰り広げるオンブバッタの♂たち。♀のほうは淡々と、リングのマットに成りきっている。
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2025-09-24
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