装いはもてなしだ。
ことばを直接交わせなくとも、まとう着物に気持ちを託す。20周年感門2日目、大阪会場・近大ビブリオシアターも華やいでいた。突破式および特別コーナーにて祝福を届けた3名のファッションを高画質でお届けしよう。
▼野嶋真帆(44[破]師範/バニー注進蔵教室・赤耳ソシラ教室)
夏と秋のあわいに、桔梗柄のアンティーク着物をチョイス。和装を始めたのは、10年まえの風韻講座がきっかけ。小池純代宗匠に「着物なんて巻いてくればいいのよ」と言われ真に受け、いまや自分で着付けるほどに。艷やかな浅葱色に、レースの半襟が涼やか。
▼小路千広(44[破]師範/ムライ回遊教室・とりかえサンダル教室)
臙脂色のワンピースに、ポインテッドトゥの黒パンプスをコーディネート。耳元と首まわりに輝く大ぶりの真珠は、師範代の涙か。着こなしのポイントは「楽かどうか」。大丸梅田店・ソフールにて購入。
▼山田細香(2日目司会・41[破]B面方眼教室師範代)
手持ちの服はつねに10着、すべてがヨウジヤマモト。祖母から譲り受けたヨウジを、会社にもコンビニにも着ていく。この日は、新調した20-21秋冬最新コレクションより。ソロトーク「千夜千冊の秘密」にて松岡校長が着用したワイドパンツのレディースモデル。
※証拠写真はこちら:セイゴオちゃんねる 「8・28オンライン講演『千夜千冊の秘密』の秘密(メイキング篇/下)」
▼番外編:木藤良沢
通路で撮るか、本棚を背景にするか。はたまた立ち位置、光の具合は。「もう半歩右」「いや、左」と、写真スタジオで撮るかのような微調整。木藤は言葉少なにレンズを覗く。ゆうに30分、静寂の図書館にカシャリカシャリと鳴り響く。
(写真:木藤良沢)
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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