「マグロでいこう、マグロで」
本楼と近大、そして九州をつなぐ3拠点配信。おまけに学衆はオンライン。
現場の混乱は青天井だった。迫りくる本番、崩れ落ちる計画。
橋本は呻き、福田は吼える。
濁流のようなリハーサルに、川野は押し黙る。
口を開けば、とつぜん「マグロ」という編集方針を放流。
事態は混迷を極めた。
ひとり、またひとり、指導陣はリハ会場から逃げだし、原寸大のマグロレプリカまえで立ちすくむ。
お前も冷凍マグロにしてやろうか。
その声が聞こえたときには、もう遅かった。
マグロ人間は果たして、明日までに解凍されるのか。
師範は半年のねぎらいを60秒に凝縮し、
師範代はZoom越しに学衆愛を届けられるか。
そして感門本番、マグロは登場するのか。
心の刺身包丁をよく研いで、近大からの中継を待たれよ。
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
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