背中に異形のマレビトを背負い、夜な夜なミツバチの巣箱に襲来しては、せっかく集めた蜜を略奪するクロメンガタスズメ。羊たちが静まり返る暗闇の片隅で、たくさんの祭りのニューロンがちかちかと放電し続けている。
遊刊エディストの新春放談2026、今日は5日目、其の伍 をお届けします。JUSTライターチームから田中香さんと細田陽子さんのお二人が登場。イシス編集学校のリアルイベントの現場に立ち会い、その場で記事を書き上げる「JUSTライター」ロールを通じた学びや発見、さらに2026年の抱負を語っていただきました。
◎遊刊エディスト編集部◎
吉村堅樹 林頭, 金宗代 代将, 後藤由加里 師範, 上杉公志 師範代, 松原朋子 師範代
◎ゲスト◎
JUSTライター 田中香さん、細田陽子さん
上杉 今回、JUSTライターとして、2025年にとりわけキラリと輝いた、田中香さんと細田陽子さんのお二人をお招きしました。 田中香さんは、2025年の春の感門からのご参加。同タイミングでは、今井サチさんと三國紹恵さんが新たにJUSTライターロールをお引き受けくださいました。2025年、田中さんは3つのイベントに駆けつけ、記事を書いてくださいました。JUSTライターを始められての感想はいかがですか?
田中 最初は丁寧にオンラインでJUST記事のライティングのレクチャーをしてくださったのですが、その後、「いきなり割り振りましょう」と担当コーナーを割り振られたときにはどうしようと思ってしまいました。度胸が試されるなと思いましたが、書いてみると勉強になり面白かったです。 あとは、限られた時間の中でどのようにコーナーのことを圧縮し、どのように伝えていくのかを考えながら記事を書く体験は、今までしたことがなくて印象的でした。
上杉 時間が限られた中で書く体験、最初は大変だと思うのですが、学びの機会と捉えてくださり嬉しいです。
田中 学びという意味では、昨秋に吉村林頭がJUSTライター向けにライティングレクチャーを開いてくださいました。「外から見る」「好きな雑誌やジャーナルをモデルに、自分の型とする」などのディレクションは、目からうろこでした。自分の課題として、自分の立ち位置とイベントとの距離感がつかめないということがあるので、非常に面白い経験となっています。
吉村 田中香さんは、今年書かれた3本とも、田中優子学長の記事なんですね。田中つながりですか。
田中 もう逃げようがないという感じでやっていますが(笑) その場でガッとつかんで放出するプロセスが、JUSTの緊張感というか、特別ですよね。持ち帰れない、熟考できない、発酵させられない。その場で圧縮するプロセスが非常に面白いです(笑)
吉村 田中優子学長の記事を書くときには、どこに注目してます?
田中 お話の中で出されるキーワードに注目してます。また、田中優子学長は公にも出ている方なので、パブリックにも、イシスに田中優子先生がいることを伝えたいという思いから、「田中優子先生が登壇し、語っている」ということを強調しています。
吉村 編集学校の方も、未入門の方も、田中優子学長が何を言うのかに注目していますからね。
田中 初めて記事を書いたときは、多く盛り込みすぎて、どこを削るかを上杉さんとやっていたら終電になるということがありました。その時に「3つまでに絞る」という言葉があって、なるほどと思いました。(同じくJUSTライターの)畑本さんは、最初の方のお話をバッと絞ってしまうというライティングスタイルだと聞きました。それぞれの書き方ぶりを見ながら、自分のスタイルを構築していけたらと思います。
編集に触れ学ぶ伝習座:田中優子学長が語る「あやかり編集術」
田中さんが終電まで時間をかけて完成させた、エディストデビュー作
吉村 仕上げるためには、構造や構想が頭の中で思いついていないと、その日のうちには書き上げることはできないですからね。
田中 1回目の伝習座の時には、たっぷりとインタビューをした内容を切れずに、長い記事を書いてしまったんですが、とっても勉強になりました。
後藤 時間内に仕上げる、制限時間があるというのは、JUST記事において最重要項目だなと思いました。それが編集力を駆り立てるのですね。
吉村 そういえば、田中香さんは、多読アレゴリアの着物コンパ倶楽部にも参加されていて、11月に行った別典祭では、黒留袖でランウェイを歩かれしたね。
松原 ああ、見ました‼︎ すごくかっこよかったですよね。
吉村 香さんの着物が一番かっこよかったんじゃないかなと思います。
田中 ありがとうございます!
2025年11月、別典祭の「黒留袖ファッションショー」で、本楼に設えられたランウェイを慎ましくも凛と歩く田中さん
吉村 振り返って、香さんにとって2025年はどんな年でしたか。
田中 2024年に少し体を壊しまして、2025年は会社に海外出張を減らしてもらっていたので、そのおかげですごい時間ができたんです。そこで、今、多読アレゴリアのEDO風狂連と着物コンパ倶楽部の二つも入っています。編集学校ってこんなに楽しかったっけ?という感じです(笑)。今まで行きたいものにでられなかったので、横目で睨みつつも出られなかったイベントにもたくさん参加できた一年だったと思います。
上杉 多読アレゴリアが楽しくて複数のクラブを兼部されている方、意外と多いんですよね。
田中 着物コンパ倶楽部では、着物を通じて、時代の衣装や風俗がステレオで入ってきてつながっていく。こういう着物の話ができるのは編集学校しかないかな、という風に思います。
着物を装ったり、どこかへおしゃれして着ていこうよっていう話にはなりますけれども、普通はランウェイを歩いてファッションショーしようとはならないですよね。しかも、ファッションショーでは、一般的な黒留袖の概念を一回捨てて、自分で再編集して着てみる。さらに当日は、黒膜衆のみなさんが設えてくださった舞台装置の編集自体が本当にすごかった。編集学校ならではの面白いイベントだったなと思ってます。
吉村 「日本を楽しむ」ような1年だったのかもしれませんね。
田中 はい。今までにない感じ方でした。というのも、田中優子先生の話を聞いててそうかって思ったことがあります。それは「練習」ではなくて、「お稽古」をしないとダメで、お稽古は体でやる、ということです。私、今まで編集学校のお稽古を体でしてなかったかもしれないなっていうのすごく感じて、日本も体で感じるというよりは、頭で感じたものをなんか動作していたような感じだったものが一変しました。着物もそうですし、EDO風狂連の百人連句も、どれも体で編集稽古していくことを体感できた一年だったような気がします。
松原 ところで師範代時代は、海外に行かれていましたよね。 どんなお仕事なのですか?
田中 国際協力の仕事です。社会開発、教育関係の仕事ですね。カリキュラムや教科書の改善をするプロジェクトが多いんですが、先生たちへの研修を実施したり、研修用のマニュアルを作成したり、評価をする仕事です。その関係で、ミャンマーやラオスに行っていました。
吉村 今年は、海外生活で渇望してた方法日本を浴びながら、そのエネルギーをJUSTライターに向けていただいているという感じかもしれませんね。
田中 確かにそうかもしれません。着物コンパ倶楽部では、全員が着物を自分で着れるようになるっていうのを一つのミッションにしていたので、夏から秋にかけては着方や、コーディネートの方に話がずっと行っていました。コーディネートがある程度決まったところで、さあ、皆さん、自分と着物の合間にあった本を持ってきましょうということになったんです。そこで私は『声の文化と文字の文化』を選んだんですが、今までの私なら本と着物が重なると思っていなかったので、自己編集が起こっている感覚を感じました。
吉村 どうしてウォルター・オングの『声の文化と文字の文化』を選んだんですか?
田中 千夜千冊にも取り上げられていた本で、ちょうど面白そうだなと思ってたまたま手にとって読んでいました。声が文字にならない、字に書かれないもの伝統としてつながっていく、という本の内容が、今、昔ながらの着物を着るということに関連づけられると思い、この本を選びました。「着物に合わせて本を持ってくる」っていうところは、多分、編集学校しかないと思います。
吉村 そうですね。2026年は、JUSTライターとしてもですが、「日本」に何らか絡めて書いていただいてもいいんじゃないですかね。
田中 はい。加えて、場所や人など、フィーチャーする対象を決めて、記事を書いていけたら面白いと思います。
吉村 JUSTライターのキャラクターや個性、この人ならこう書いてくれるんだろうなという期待感とともに、一人ひとりのJUSTライターが立ち上がってきて欲しい。ぜひ、自身の関心とフィルターを使いながら取り組んでみて欲しいです。
田中 ありがとうございます。お声をかけていただいた時は、正直ちょっと驚いたんですけれども、いい機会かなと思って乗ってみてよかったです!
上杉 続いて細田陽子さんからもお話を伺いましょう。細田さんは2023年9月からJUSTライターロールを引き受けてくださっています。2025年は4本のJUST系の記事を書いてくださいました。特に、2025年に初開催となった別典祭をスクープしてくださったことが本当にありがたく、貴重なアーカイブを残してくださったことに感謝しています。
【別典祭】本の市!本の祭典!本の劇場!初日フォトレポート
別典祭の初日の模様を写真を中心に鮮やかに切り取った、貴重な別典祭記事
吉村 JUSTライター以前にも、多読ジムの「三冊筋プレス」の時代からエディストに記事を寄せてくださっていますね。なんなら、多読ジム出版社コラボ第一弾の「それチン」企画にもご参加くださっています。
細田 はい、2020年頃の多読ジムでは、三冊筋プレスにエントリーすると、遊刊エディストに載るのが魅力的でした。自分は締め切りがないと書けないので、この目標のおかげで4本ほど形にするいい機会になりました。
吉村 細田さんは、2024年の番期同門祭や別典祭など、節目節目の大きなイベントには必ずと言っていいほど、駆けつけて記事を書いてくださっていますよね。JUST記事を書くときに意識していることはありますか?
細田 JUSTでは、その場でしか味わえないものを、来られなかった方、知らなかった方に雰囲気をお伝えできればなと思って書いています。感門之盟は、一人で書くのではなく、みんなでわーっと勢いをもってやっているので、みなさんの勢いに乗せられてというところもあります。
吉村 JUSTのメンバーは、いつも本楼のクロークの隅っこの方で、ブース的に集まってみんなで書いてるんだけど、じゃあ新聞のデスクみたいに、みんなで早くこれを記事にしよう!間に合わせよう!みたいなワイワイ感があるということですか?
細田 そうですね。そこが逆に楽しかったというか。本楼開催のときは会場の端っこに設けられたブースにJUSTライターが集まるのですが、「私はここを担当するね」と黙々と書く人がいたり、取材のために出たり入ったりする人もいる。
「じゃあ私は何時までにやるぞ」と気持ちを高めていったり、不安な時には励ましの声を送るなど、声をかけあいながらやっています。お互い支えあいながらキャッチボールができることが楽しいです。他の方にも体験してみてほしいですね。
吉村 細田さんの2025年のお気に入りの記事はどれですか?
細田 今福さん関連の記事です。2024年秋の大感門(番期同門祭)のときに、吉村さんと今福さんが対話するコーナーの記事を書きました。私は2023年に今福さんの多読ジムSPを受講していたこともあり、今福さんが持っているらしさをどうしたらうまく伝えられるかが悩みどころでした。2025年秋の伝習座では、右近左近をされていた金さんと小島さんと今福さんとの掛け合いのリズムを形にしていくことで、その雰囲気が少しだけ見えてきたかなという手応えがあったので、この記事は特に印象深いです。
エ・クリ?エ・クラア!花綵にまねび、震えよ【180回伝習座】
吉村 今福さんの記事も、語りを活かしてくれてますよね。右近左近と今福さんの対話をまとめながらセットにして書いてくれてるところと、地の文がある構成が面白い。
上杉 記事のライティングプロセスで印象に残っているものはありますか?
細田 非常に勉強になったのは、別典祭に関連した音づれスコアの予告記事です。その場で書き上げるJUST記事とは違って、予告記事をどのように書くか。吉村編集長から指南をもらいながら記事を塗り替えていきました。守のお稽古のような体験をやらせていただけたという感じです。ついついイシス関係者に向けた内側の視点になりがちでしたが、「外の眼」をもちながらライティングする大切さに改めて気づかされた経験でした。
吉村 細田さんはいつも粘り強く取り組んで、最後まであきらめずに仕上げてくれます。
後藤 少し遡りますが、細田さんのお話を聞いて、「フォーマット」が大事だなと思いました。JUSTチームから新しいフォーマットが色々出てくるといいんだろうなという感じがします。そうするとエディストも、もっと色とりどりになりそうですね。私も以前、写真10枚で記事にする「10shot」というフォーマットを吉村林頭からいただきましたが、フォーマットの力が書き手を自由にする側面はありますよね。
吉村 フォーマットは「お題」になるんですよ。細田さんがされたように、対話を切り取って囲みにし、地の文と分けて書くというフォーマットを作ると、それが書き手にとって「お題」になるんですね。そうすると、記事の手すりができる。あったことをそのままベタで記事にするのは難しい。自分で「お題」が作れたらなかなかですよ。
後藤 ほんとうですね。例えば、優子学長や今福さんや、ISIS co-missionが来てくださる機会も多いので、 「ISIS co-mission 番記者」が出てきてもいいですよね。そうしたら、細田さんがおっしゃられたように、定点観測で今福さんの言葉が自分の中に落ちてくるようになりますし、ライターとして強みになると思います。もし「この人は誰にも譲りたくない!」というコミッションの方がいればぜひ。
吉村 実はISIS co-mission立ち上げの頃から、もともと番記者構想があったんですよね(笑)。
その後、多読アレゴリアの立ち上げの際に、ISIS co-missionがいるクラブの運営者たちがやることを考えていたんです。ただ、運営メンバーは忙しすぎちゃって、記者にはなる余裕がないんですよね。だからJUSTライターの人が番記者としてついてくれるというのは面白いよね。田中さんが田中優子番記者、細田さんが今福龍太番記者になるとか。
2024年春、ISIS co-mission発足。イシス編集学校、出遊します
後藤 大谷翔平にも番記者がいますしね。
吉村 ナベツネなんかは元々政治家の番記者だから。だから一番新しい情報が取れたわけですよ。番記者として関係をつくれれば「ここだけの話だけど…」「これ書いちゃっていいですか?」といった話も出てくるかもしれない。
田中優子学長についていえば、今年また書籍が出るらしいです。これをいち早くスクープするということができると、記者がいっそう面白くなってきますよね。
上杉 お二人はJUSTライターの活動にはどのような面白さを感じてきましたか?
細田 実際に書くだけでなく、学びの機会もあることですね。例えば、2025年春にエディスト研鑽会がありました。リアルで本楼に集まって、事前のお題もあって、今年エディストをやっていてよかったと思ったことでした。
松原 ああ、うれしいですね!
上杉 エディスト研鑽会は、松原さんがイニシアチブをとって企画された場でしたね。2019年に松岡校長からいただいたディレクションを振り返りながら、吉村林頭&金代将によるら編集レクチャーのほか、エディストに関するお悩みや感想を交わしたり、今後の企画相談、速書き実践ワークも行いました。
細田 特に、印象に残っているのが「三つの構え」です。具体的には、①外に向けて発信して、②スコープを広げて、③一世一代で勝負をする、ということ。記事を書くときに、それまでは自分の目線で書いてしまっていたので、「そうか、外の眼が大事だな」と思ったんです。一世一代で勝負をするというのは、「これは!」という切り口を持つということ。三つの構えとあわせて、記者は文字数と締切を持っている人なんだとおっしゃっていました。自分で漠然と書くのではなく、字数の中で読み手の視点で書くこと。イシスの魅力を外の方にも伝わるような表現ができるようになればいいなと思いました。…が、なかなかこれに至らない(笑)
田中 わかります(笑)。どうしてもイシスの中にいるので、私自身はおもいきり外に向けたのに、「まだ中の人の視点で書いています」というコメントが来て、なかなか思うようには書けないですよね。 外に向けようとすると、楽しさや情熱が閉じてしまって、無難におさえて書いてしまう。自分の扉をこっちを空けたらこっちを閉じるというもどかしさがあり、バランスが難しいと感じています。
吉村 それはね、内と外がくっきりと分かれているわけではなくて、リスクをとっているかどうかが大きいと思うんですよ。外側に向けるから炎上しないように控えめにした記事、内側だと思って通じているよねと思って書かれた記事は、どっちもリスクをとってない。
でも、例えば「こんな田中優子は見たことがなかった」という切り口があれば、外側の社会に出しても通用するし、内側のイシスの人にも響く。エディストの読者たちがこれは面白かったね、と言ってくれるかどうかの一世一代を、いつも考えられるといいですね。何人かが「今回の記事は面白かったよ」といってきてくれるのは、なかなかよかった、いや、かなりよかったということんなんですよ。
上杉 最後に、今年の抱負を聞かせてください。
田中 JUSTライターに関しては、やっぱりこれはある意味本当に訓練が必要だと感じています。こうやって話をしてるだけでは記事はうまくならないですし、リスクを取る記事を書くためにも、2025年よりももうちょっと書く機会を増やしたいなと思っています。
編集学校については、細く長くこれからも続けていくことですね。多読アレゴリアなどに参加していると、すごく発見があるので、こうした学びが切れてしまわないようにしたいですね。自分自身が学びつづけながら、編集学校の魅力を伝えていきたいし、他の人にもわかってもらえるような機会を、まわりの人にもつくっていきたいと思います。
細田 一世一代ではないですが、1つ1つの記事を、いかに外の方に面白かったねって言ってもらえる記事を書けるかを大切にしたいですね。なかなか毎月は無理なんですけど、2026年もいろんな機会をもって書けるようになっていきたいと思います。それが自分にとってのモチベーションになって、外とのつながりを広げていく機会になっていくので。
松岡校長の話の一つに、与えられる(give)問題と発見する(find)問題とつくり出す(make)問題、というお話がありました。今までのJUSTライターとしての自分の取り組みは、与えられる問題をする段階に留まっていたように思います。今後は、少しでも「find」から「make」の方のベクトルを出せるような記事づくりに励んでいきたいと思います。
吉村 今、JUSTライターとして記事にしているのは大きいイベントが中心だと思いますが、多読アレゴリアに潜入したり、外部イベントに取材に行く、というような動きが出てくると多角的になっていくと思います。森山智子さんは、今度スターバックスで着物を着ながら百人一首をしようというお話をされていましたが、そうしたイレギュラーなイベントも取材して記事に出てくると面白いですよね。
上杉 2025年の10月に行った吉村編集長によるJUSTライティング・レクチャーの中でも、吉村さんは「編集部魂を」というお話をされていましたね。
吉村 一言だけ付け加えるとね、自分がリアルに行けなかったとしても、例えば今福さんのことだったら、群島ククムイのメンバーから聞くっていうのもあるんですよ。阿曽さんが見た今福龍太を引き出してもいいし、木村久美子月匠が見た田中優子学長の話を聞いてもいいんですよね。毎回直接行けるわけじゃないだろうし、他の人から見たその当人っていうのも十分ドキュメンタリーになります。ぜひいろいろ考えて、試してみてください。
上杉 今のJUSTライターは、北條玲子さんや畑本ヒロノブさん、福井千裕さんのように講座の師範や師範代ロールを兼ねながら、JUSTライターにロールを着替えられる、いわゆるポリロール状態の方がたくさん集まっています。
「JUSTライターチーム=現場で記事を書く役割の集まり」と狭く捉えるのではなく、それぞれのライターが、自身の関心に大いに注意のカーソルを向けつつ、ライター同士や現場の方々が対話をしながら、新しい編集を起こす遊び場のようになっていったら嬉しいなと思います。今年もますますよろしくお願いいたします!
次回はいよいよ新春放談最終回! 其の陸へ続く!
————-
🎍2026年 新春放談🎍
其の弐 – 田中優子学長が語る松岡正剛の再編集(1月3日公開)
其の参 – アレゴリアで編集ゾーンに入る (1月4日公開)
其の肆 – 漫画と虫と果物の物憑衆が数寄比べ(1月5日公開)
其の伍 – イシスの現場にJUSTライターは駆けつける(現在の記事)
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
2026新春放談 其の陸 – ブレイクの鍵は「二次編集」と「個別ディレクション」にあり!
遊刊エディストの編集部がお届けしている新春放談2026、其の陸、最終回となりました。伝習座、感門之盟、多読アレゴリア、別典祭とさまざまな企画が連打された2025年を経て、2026年にイシス編集学校はどのような飛躍を目指し […]
2026新春放談 其の肆 – 漫画と虫と果物の物憑衆が数寄比べ
遊刊エディストの新春放談2026、其の肆 をお届けします。 今回は、2025年からエディストでうまれた物憑衆たち、川邊透さん、堀江純一さん、若林牧子さんをゲストにお招きしました。 ◎遊刊エディスト編集部◎ […]
遊刊エディストの新春放談2026、其の参 をお届けします。 今回は[多読アレゴリア]着物コンパ倶楽部を率いて大活躍の森山智子さんをゲストにお呼びしました。 ◎遊刊エディスト編集部◎ 吉村堅樹 林頭, 金宗代 代 […]
2026新春放談 其の弐 ─田中優子学長が語る松岡正剛の再編集
遊刊エディストの新春放談2026、今日は2日目、其の弐 をお届けします。新春早々、田中優子学長が編集部の面々と語り合いました。師範代初登板を果たした田中学長の2025年、そして、2026年に賭ける思いはいかに?! &nb […]
2026新春放談 其の壱 – イシスのネオバロック化 なめらかな境界に向かって
遊刊エディストの新春放談2025をお届けします。 昨年は、松岡正剛校長の一周忌を超えて、田中優子学長の師範代登板にイシス書籍の出版、そして松岡校長不在のなかの[離]開講、創守座、突破講・破天講といった師 […]
コメント
1~3件/3件
2026-01-06
背中に異形のマレビトを背負い、夜な夜なミツバチの巣箱に襲来しては、せっかく集めた蜜を略奪するクロメンガタスズメ。羊たちが静まり返る暗闇の片隅で、たくさんの祭りのニューロンがちかちかと放電し続けている。
2025-12-31
鳥は美味しいリンゴを知っている。リンゴに鳥が突っついた穴がある。よってこのリンゴは美味しい。
──「これは美味しいから」といただいた農家さんからのオマケ。切れば甘味成分ソルビトールが沁みていた。覗いてみたくなる世界は尽きない。
2025-12-30
ほんとうは二つにしか分かれていない体が三つに分かれているように見え、ほんとうは四対もある脚が三対しかないように見えるアリグモ。北斎に相似して、虫たちのモドキカタは唯一無二のオリジナリティに溢れている。