巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
春の講座の先陣を切って、本日4月14日正午に、54[破]が開講した。12:25に登校(投稿)した学衆をはじめ、すでに回答を3連投した学衆もいる。
10名の師範代は、この1か月、レクチャーを受け、資料映像を見て、課題本を読み、準備を重ねてきた。この2週間は、師範を相手に夜を日に継いでの錬破(指南リハーサル)を繰り広げてきた。ものすごく大変だが、夜中に「やっぱり指南はたのしいな」という声が聞こえてきて、これぞ編集学校の師範代!と胸を張りたくなった。
そして迎えた、今日の開講、ここまでの師範代の言葉を拾ってみる。
【文体→クロニクル→物語→プランニング】は、DNA螺旋のように絡みあって発動します。仲間とともに登り龍のごとく向かっていきましょうっ。武者震いがしますね。(はばたけ御伽衆教室・儀三武桐子師範代)
さっそく学衆に遠くのターゲットを示しているのが頼もしい。
一方、点呼ついでの自己紹介にこんな項目をしのばせたのは…
◎好きなうどん:(店名、食べ方なんでもありです。うどん苦手な方はそれ以外の外食メニュー)
(竹内哲也師範代・讃岐兄弟社教室)
54[破]期間中に、うどんはプランニングされ尽くすであろう。
「カオスの縁は、創発性の源泉」なんです。つまり、「カオスの縁子さん」である皆さんは、創造力の泉。
と教室名の由来を語るのは、カオスの縁子さん教室・小林美穂師範代、「教室名の印象をぜひ聞きたい!」と学衆さんにおねだり。みんなが教室名を気に入ってくれたか、ききたいよね。
松岡校長は、44[破]の伝習座で「師範代が自由だと思えるのが[破]の指南」という言葉をかけてくれた。それから5年、師範代はより自由に稽古の場をつくっている。54[破]のみなさん、稽古とはつまり相手があってこその相互編集です。ぜひ師範代と仲間と、言葉を交わし、自由だと思える格別の教室を共につくっていってください。
原田淳子
編集的先達:若桑みどり。姿勢が良すぎる、筋が通りすぎている破二代目学匠。優雅な音楽や舞台には恋慕を、高貴な文章や言葉に敬意を。かつて仕事で世にでる新刊すべてに目を通していた言語明晰な編集目利き。
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