ハンノキの葉のうえで、総身を白い菌に侵されて命を終えていたキハダケンモンの幼虫。見なかったことにしてしまいたくなるこんな存在も、アングルを変えてレンズを向けてみると、メルヘン世界の住人に様変わりする。
『知の編集工学』増補版(松岡正剛・朝日文庫)がついに刊行されました。
1996年に初版単行本が刊行されてから、27年の時を経て、増補版として大幅加筆。解説は松岡正剛と親交の深い大澤真幸氏が担当され、帯には佐藤優氏、ヤマザキマリ氏が推薦文を寄せています。今回一新された表紙デザインは編集工学研究所の穂積晴明が担当。追ってイシス編集学校インスタグラムでは穂積による表紙デザインの秘密が明かされる予定です。
イシス編集学校では『ちのへん』という愛称で呼ばれ、読み継がれてきた本書。今回の増補版では、主要内容は「まったく変わっていない」としつつ、約30年の間に大きく変化した「IT技術環境とのギャップをいくつか埋め」たとされます。
「結構はっきり書いたよ」と松岡自身が漏らすように、書き下ろしの序文では「私が訴えたかったこと」として、5つの視点が打ち出されています。
1.「世界」と「自己」をつなげる
2.さまざまな編集技法を駆使する
3.編集的世界観をもちつづける
4.世の中の価値観を相対的に編み直す
5.物語編集力を活用する
引用:セイゴオちゃんねる
これらの視点の大元には「生命に学ぶ」「歴史を展く」「文化と遊ぶ」という基本姿勢があることも、AI時代の今こそ見直すべきかもしれません。
書籍刊行と同時に電子書籍も販売中です。なお、ブックファースト新宿店では、初版サイン入り限定30冊が文庫売り場に並んでいます。(数量限定につき売り切れている可能性がありますことご了承ください)
10月某日、30冊一気にサインをする松岡正剛。本書内には2種類のサインがしたためられている。
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後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
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2026-02-10
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2026-02-05
誰にでも必ず訪れる最期の日。
それが、どのような形で訪れるかはわからないが、一番ありえそうなパターンの一つが終末介護病棟での最期じゃないだろうか。沖田×華先生と言えば、自虐ネタのエッセイマンガでよく知られるが、物語作家としても超一流だった。深く死に向き合いたい方は、是非ご一読を。
(沖田×華『お別れホスピタル』)
2026-02-03
鋸鍬形、犀兜、鰹象虫、乳母玉虫、碁石蜆、姫蛇の目、漣雀、星枯葉、舞妓虎蛾、雛鯱、韋駄天茶立、鶏冠軍配、鶉亀虫。見立ては、得体の知れないものたちを、手近に引き寄せたり、風雅に遊ばせることの糸口にもなる。