【12/19木】エディットツアー・クリスマス特別編を本楼で開催します(音楽・軽食ドリンク付)

2024/12/05(木)13:27
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〈編集〉とは、雑誌編集や動画編集などの特定の分野に限られた行為ではありません。私たちは普段の生活の中でもたくさんの〈編集〉を行っていることをご存知ですか?

 

仕事のために身支度をしたり、通勤の移動中に音楽を聴くこと、仕事の資料作成や会議での対話、帰りに買い物をしたり、料理をすること、全てが〈編集〉です。イシス編集学校では、このように私たちが無意識におこなっている〈編集〉を意識的に扱えるようにする方法を学び、自分自身の思考のクセを更新していく方法を学ぶことができます。

 

クリスマス近づく12月19日(木)、スペシャルバージョンのエディットツアーを開催します。エディットツアーとは、編集稽古の入り口をご案内する体験型のワークショップ。通常はイシス編集学校を受講されたことがない方を中心に募集をするのですが、今回のイベントでは、広く〈編集〉に関心のある皆様のご参加を歓迎いたします。

 

会場は、東京豪徳寺にあるイシス編集学校の本拠地「本楼」です。会場の本楼は、松岡正剛の蔵書2万冊で埋め尽くされた本好きにはたまらないブックサロンスペースです。さらにスペシャルバージョンということで、クリスマスにちなんだ軽食も振る舞われます。体験型のワークショップですが、ぜひクリスマスのディナーショーに参加するような気分でご参加くださいませ。

 

クリスマス目前のスペシャルツアーを担当するのは、一昨年・昨年に引き続き、師範代の上杉公志。

音大(作曲科)卒で、作曲や演奏会の企画などを行う上杉は、編集工学研究所の「情報の歴史21プロジェクト」など松岡正剛事務所の業務にも携わり、松岡校長のいきた編集の実践を身近で学びました。

12月にスタートした多読アレゴリアでは、イシス初となる聴覚情報をテーマにした音楽クラブ「音づれスコアの企画・運営メンバーの一人として活動しています。

 

 

 

食を担当するのは、番匠・師範、今期は同朋衆として関わるなど、イシス編集学校「守」の旬を見守り続けている若林牧子。仕事では野菜ソムリエや江戸東京野菜コンシェルジュの資格を持つ、食と農のコーディネーターです。

 

 

音楽と食、そして編集工学のレクチャー&ワーク。聴くもの、食べるものにも〈編集〉で満ち満ちていることが発見できる2時間半のクリスマス・エディティングショーです。お一人でも、あるいは知り合いや大切な方とご一緒に、知の贈り物としてお愉しみください。

 

★お申し込みはこちらから★

 

(アイキャッチ:山内貴暉)


■エディットツアー クリスマス特別編 ~ 音楽と編集の夕べ ~

イシス編集学校で学ぶ「編集工学」や「編集術」について、レクチャーと共にワークショップ形式で体験いただきます。こちらのエディットツアーは、音楽と軽食ドリンク付きのクリスマス特別バージョンとなっております。

 

■日時:2024年12月19日(木)19:00-21:30
■費用(参加費・食材費込み):3,000円(税抜・軽食ドリンク付)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■定員:限定12名様(先着順)
■対象:どなたでもご参加いただけます
■ナビゲーター:イシス編集学校 師範代 上杉公志(作曲家)
■料理提供:イシス編集学校 師範 若林牧子(食と農のコーディネーター)

■お申込:こちらhttps://shop.eel.co.jp/products/detail/797)よりお申し込みください。

 

※過去のクリスマス・エディットツアーの様子は、こちらをご覧ください。

 X’masエディットディナーショー初開催!オネスティ上杉が奏でる編集WS

 

※会場の本楼については、こちらをご覧ください。

 九州や北陸、海外からも!?ようこそ【本楼】へ!

  • 上杉公志

    編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。