『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
イシスに半年ぶりの祭りがやってくるーー。半年の編集稽古を寿ぐ第79回感門之盟の開催まで2日を切った。
2022年9月8日夜、東京豪徳寺の本楼(ほんろう)で、感門のリハーサルが進行中だ。今期の感門之盟のテーマは「イシス題バシティ」。編集稽古のキモとなる「お題」と、十人十色で多種多様な学衆や回答を象徴する「ダイバーシティ」を一種合成した、イシスならではのネーミング編集である。
今日のリハーサルでは、感門之盟初日に感門を寿ぐ当期指導陣と、ビデオやZoomで本楼と学衆をつなぐ黒膜衆が本楼に集った。
リハーサルの一コマ。ピンクパンツの衣笠純子が進行全体を統括し、間髪を入れずにディレクションを入れる。
スイッチング、Zoom、モニターを担当するテクニカルスタッフの黒膜衆(くろまくしゅう)。本楼とZoomのあいだをリアルタイムで編集していく。
松岡校長もリハーサルに同席。自らマイクをとり、コーナーごとにディレクションを入れていた。
「校長メッセージ」のリハをする松岡校長。入念なリハーサルを誰よりも欠かさないのが松岡校長である。
感門初日の司会をつとめる鈴木亮太[守]師範と尾島可奈子[守]師範。二人のリハーサルは終電ギリギリまでつづいた。
会場となる本楼には、ガチャガチャを擬いた題字に、イシスのお題を網羅した「Edit Root Map」も飾られている。デザインはどちらも編集工学研究所の穂積晴明が手がけた。
編集工学研究所の「玄関」にあたる「井寸房(せいすんぼう)」。向かって右手にメイン会場となる本楼がある。今回の感門之盟ではこの井寸房が何度か登場する。
明日は感門之盟2日目のリハーサルが開催予定である。
追伸:リハーサルが終了後も、黒膜衆によるカメラや音響のテストが真夜中過ぎまでつづいた。
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上杉公志
編集的先達:パウル・ヒンデミット。前衛音楽の作編曲家で、感門のBGMも手がける。誠実が服をきたような人柄でMr.Honestyと呼ばれる。イシスを代表する細マッチョでトライアスロン出場を目指す。エディスト編集部メンバー。
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コメント
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2026-03-19
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2026-03-17
目玉入道、参上。
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2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。