マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
昨日3月16日、東日本でのダイヤ改正と共に、北陸新幹線の金沢から敦賀間の延伸が開業し、祝賀ムードが漂っていますね。世田谷区豪徳寺の編集工学研究所でも次の門へと進むためのエネルギーチャージとなる祝祭がありました。世田谷区豪徳寺の編集工学研究所で行われている、互いの学びを寿ぐ場・感門之盟です。
前回と同様に、第83回感門之盟もオンラインとオフライン(zoom)のハイブリッド開催で、各種講座の受講者やOB・OGたちが100名以上参加していますね。オンライン参加者たちがリアルの舞台を心地よく視聴し、さらには個別ルーム(ブレイクアウトルーム)で歓談できるように裏側で遠隔操作するzoom隊についてレポートいたします。
感門之盟開始2時間前に到着したzoom隊は学林局の中央テーブルに陣を張りました。リハーサル段階からオンライン上の映像や音声なども確認しています。背景音、マイク音のボリュームの大小が必要であれば、すかさずに、本楼にいる映像・音響・配信等のテクニカルや演出を手掛ける黒衣集団「黒膜衆」へと連絡しているのです。
zoom隊はオンライン参加者の名前の表示に教室名やロールを付けるルールに基づき、ネーミング修正をサポートします。さらには前回の記事でも紹介したように、ブレイクアウトルームへの参加者の割当調整なども行っています。
それ以外にも実は、来訪される方々を丁寧にもてなすことを意識しながら、学林局の隣の部屋にある学林堂の設え(しつらえ)を進めておりました。今回、ディスプレイ(アイキャッチ画像)の映像状況を確認したところ、電源をONにしても画像も音声も流れないブラックスクリーンになるトラブルがあったのです。
黒膜衆に相談したところ、原因がわかりました。ディスプレイのすぐ近くにある小さな変換器の電源が入っていなかったのです。1階から有線で流れている業務用映像機器向けのSDI(Serial Digital Interface)信号を、家庭用のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)信号へ変換するプロセスがストップしていました。とっても小さいモノですがイメージ情報の料理人のような役割を持っているのですね。
変換器を起動したことでディスプレイへと映像信号が入力され、学林堂でも本楼の状況を視聴できるようになりました。zoom隊員は映像機器のプロではありませんが、編集稽古のように、お互い協力し合うことで不足が編集され、立ちふさがるトラブルを一歩一歩乗り越えることができるのです。
感門之盟が終わった後も、1日目と同じく、zoom隊はチャット記録を感門之盟専用サイトにアップします。今日の担当は昨日の「ISISの新しい渦をみせる」で大惨寺を紹介されていたバーニー隊員です。
想定外の事情で視聴できなかった場合でも、今夜配信されるログを読めば感門之盟の心地よい余韻を味わうことができますね。
畑本ヒロノブ
編集的先達:エドワード・ワディ・サイード。あらゆるイシスのイベントやブックフェアに出張先からも現れる次世代編集ロボ畑本。モンスターになりたい、博覧強記になりたいと公言して、自らの編集機械のメンテナンスに日々余念がない。電機業界から建設業界へ転身した土木系エンジニア。
<速報>物語のシーン描出に「目のカメラ」を活用しよう/55[破]破天講
師範代たちの振り返りの後、今期の物語編集術のレクチャーが行われました。担当は師範・天野陽子となります。 天野は短歌集『ぜるぶの丘で』を2月に出版し、先月末に第40回北海道新聞短歌賞に選出されていたようです。11月26 […]
11月23日(日)にスタートする多読アレゴリアの別典祭の準備が編集工学研究所で行われていますね。並行して、55[破]破天講が2階の学林堂で開催されていました。師範代は10月の突破講とその後の準備期間によって、すでに破の […]
11/24(月)14時〜16時:ぷよぷよ創造主の思考にイシス病理医がメスを入れる!【別典祭】
本の市場、本の劇場、本の祭典、開幕! 豪徳寺・ISIS館本楼にて11月23日、24日、本の風が起こる<別典祭>(べってんさい)。 松岡正剛、曰く「本は歴史であって盗賊だ。本は友人で、宿敵で、恋人である。本は逆上にも共感に […]
<汁講レポート>角川武蔵野ミュージアム訪問で味わう(55[守]つきもの三昧教室)
「せっかくの遠出だから、角川武蔵野ミュージアムに行ってみよう」 イシス編集学校の55期基本コース[守]の最後のお祭り的なイベント・第89回感門之盟が9月20日(土)に行われていました。私が師範代を務める「つきもの三昧教 […]
<速報>ピッチングマシーンのボールのように飛びながら世界を認識する/55[破]突破講
「クロニクル編集の稽古を通じて、家族との関係性が変わった」 ISIS co-missionメンバーであり、文化人類学者・今福龍太さんが登場した9月27日の第180回伝習座が終わった翌日、55[破]応用コースに登板する師 […]
コメント
1~3件/3件
2025-12-10
マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
2025-12-09
地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。
2025-12-02
{[(ゴミムシぽいけどゴミムシではない分類群に属している)黒い星をもつテントウムシに似た種]のように見えるけど実はその偽物}ことニセクロホシテントウゴミムシダマシ。たくさんの虫且つ何者でもない虫です。