舞台は【感門77】、井寸房の奥、落ちる砂時計。
物語巫女たる後田師範代が、物語の持つ方法的な世界に、静かに誘う。
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物語にははじまりがあり、終わりがある。感門之盟も、境を超えて閉じられる。振り返ったとき、思い出される言葉は? どんな意味や姿がたちあがる?
物語は、そういった記憶を運ぶ船。たくさんの情報の中から、記憶のかけらが選び出され、はじまりと終わりの間に、意味と世界をつくる。同じ教室にいても、ひとりひとり違う。その背後にあるのが、物語回路。世界の解釈装置であり、人間の根源的な方法。
ある出来事は、常に別様の可能性を持っている。喜びにもなり、悲しみにもなる。リアルとバーチャルがまぜこぜになった世界を二項対立ではなく、物語編集力で、新しい物語として語れるようになってみませんか…?
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イシス編集学校の異端を担う「遊・物語講座」は、10月11日、いよいよ14回めの旅立ちを迎えます。
14綴のトピックは、感門之盟で後田師範代のナビゲートにもあったように、なんといっても開講以来初の大幅なお題改編です。
「方法物語」の原点に立ち戻り、すべてのお題に「物語五要素(ワールドモデル・ストーリー・シーン・キャラクター・ナレーター)」の「見方/読み方/書き方」を強化しました。特に「トリガーショット」から生まれ変わった「トリガークエスト」は、松岡正剛校長のディレクションを受け、伝説の雑誌『遊』も参考にしながら、イチから開発。これまでの編集学校のお題にはなかった異質な仕組みをいくつか取り入れ、まったく新しい方法的物語体験ができること間違いなしのお題として、みなさんの挑戦を手ぐすね引いて待っています。
「何かが足りない」のであれば、その答えは、間違いなく「物語」です。あなたのなかのモヤモヤとした「何か」を読み解き、言語化し、発信し続けるためには、「物語」が必要なのです。
お題改編…ということは、もちろん再受講も大推奨。満席間近につき、もう、一刻の猶予もありません。今、受けるべき講座だと、自信を持ってお勧めします!
Info
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[遊]技法研鑽コース 「物語講座」第14綴
https://es.isis.ne.jp/course/yu#story
■期間 :2021年10月11日(月)~2022年2月6日(日)
ライブ稽古「蒐譚場」12月4日(土)
■資格 :突破以上
■プログラム:窯変三譚/トリガークエスト/編伝1910
■お申込み :https://shop.eel.co.jp/products/detail/305
※再受講割引あり。
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小濱有紀子
編集的先達:倉橋由美子。古今東西の物語を読破し、数式にすることができる異才。国文学を専攻し、くずし字も読みこなす職能。自らドラムを打ち鳴らし、年間50本超のライブ追っかけを続ける情熱。多彩で独自の編集道を走る、物語講座・創師。
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